UNISON SQUARE GARDEN「Populus Populus」


UNISON SQUARE GARDEN「Populus Populus」(2011)

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感想

彼らの集大成と言っても過言ではない3rdフルアルバム。
前作はポップに振り切った作品だったが、今回は彼らの引き出しの多さを窺えるバラエティに富んだ楽曲群。
代表曲「オリオンをなぞる」も収録されているが、ほかの曲も遜色ない。
ユニゾンを初めて聴く方にオススメの作品。

タイトル通り、きっちり3分間で終わる「3 minutes replay」
短い曲なんだけれども、スケールの大きさを感じさせる楽曲。
リズム隊が作り出すタイトなサウンドが要因になっていることは間違いない。

ユニゾンらしいポップで、遊び心いっぱいの「kid,I like quartet」

オブラートに包んだら食べられておしまい

「kid,I like quartet」

この曲のように、感情の趣くままに行動出来たら、人生面白いかも。
オブラートに包む必要なんて、全くない。

彼らの特徴の一つでもある「キメ」が連発される「プロトラクト・カウントダウン」
サビ終わりの「チクタク」の部分の「キメ」が素晴らしい。何回も聴いているけど、聴くたび感心させられる。
ダークな間奏も流石の格好よさ。

ハンドクラップが気持ちいい、ダンサンブルなナンバー「きみのもとへ」

繰り返す反実仮想は悲し虚しで離れ離れ

「きみのもとへ」

「反実仮想」=現実とは反対の事を思い浮かべること。
気持ちいいリズムで歌われているけど、中々悲しいフレーズ。

優しいコーラスが印象的なミドルテンポの楽曲「僕らのその先」
真っ赤な夕焼けが思い浮かぶような歌詞。

神様となら昨日話してきたけど
君と話しているほうが200倍ぐらい楽しかったなあ

「僕らのその先」

遠くの存在より、近くの存在。

ボーカルの斎藤さんが初めて作詞・作曲したシングル曲「スカースデイル」
「スカースデイル」はニューヨークの地名。ボーカル斎藤さんの生まれた場所。
流麗なアルペジオが印象的なポップナンバー。

サビの「Yeah!」で心高ぶる「ワールドワイド・スーパーガール」

せっかくですからワールドワイドのテンションでガタガタ騒ぐ

「ワールドワイド・スーパーガール」

どうせ騒ぐなら、世界レベルのテンションで騒ごうぜ。中途半端な喧噪なんていらない。
間奏の三三七拍子が癖になる。

1stアルバムの「WINDOW開ける」を思い出させる「CAPACITY超える」
大人な雰囲気を感じさせるサウンドと、シュールな歌詞が特徴。
彼らの新しい一面が見える一曲。

そして今作のベストトラックでライブの定番曲「場違いハミングバード」
性急なビートから繰り出される二段階構成のイントロで聴き手の心をがっちりつかむ。

ああ迷子のため息.COM ともすれば皮肉のるつぼ

「場違いハミングバード」

この曲は言葉選びもとても面白い。意味は分からない歌詞ではあるけども、語感が素晴らしい。
ユニゾンの魅力がこれでもかと詰まった楽曲。

このアルバムの中でも攻撃的なサウンドが目立つ「カウンターアイデンティティ」

僕らは声が枯れるまで
存在しつ続けるんだよ太陽に背を向けながら

「カウンターアイデンティティ」

歌い続けても、日の当らないミュージシャンもたくさんいる。
しかし、彼らは歌い続ける、声が枯れるまで。それが存在証明だから。

前曲とはガラっと変わりメルヘンな曲調の「未完成デイジー」
死ぬまで君を守るという、ストレートな思いを歌うラブソング。
未完成な世界を二人で作っていこう世界観。

彼らの知名度を上げた代表曲「オリオンをなぞる」 アニメ「TIGER&BUNNY」のOP曲。
彼ららしいキメが特徴の、疾走感溢れるナンバー。

ナイフを持つ その、本当の意味が
あなたにもし、もしわかるなら すごく嬉しいんだ

「TIGER&BUNNY」

このフレーズが、引っ掛かった。なんか、怖さを感じる。
アニメを見れば、この歌詞の意味が分かるのでしょうか。

ラストは幸福感に包まれたポップソング「シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜」
畳みかけるように歌う様が、世界の終わりが近づいている感じを表している。
世界が終ってしまうとしたら、あなたは何をしますか?

UNISON SQUARE GARDENがどういうバンドか説明するなら、言葉で説明するよりも、このアルバムを聴かせた方が早い。それだけ、彼らの魅力が詰まったアルバム。
前作も凄くポップだったけど、このアルバムも負けじとポップ。
しかも、曲のバラエティが豊かになり、聴き手を飽きさせない。あっという間の全13曲。

恐ろしいほど、正当進化を遂げている UNISON SQUARE GARDEN。
日本でも屈指の3ピースバンドとなったのは間違いない。
「ポップでロックなバンドいない?」と聞かれたら、このバンドの名前を僕は真っ先に挙げる。
彼らの音楽的キャパシティの大きさに際限がない事を確認できる傑作。

【収録曲】
1.3 minutes replay
2.kid, I like quartet
3.プロトラクト・カウントダウン
4.きみのもとへ
5.僕らのその先
6.スカースデイル
7.ワールドワイド・スーパーガール
8.CAPACITY超える
9.場違いハミングバード
10.カウンターアイデンティティ
11.未完成デイジー
12.オリオンをなぞる
13.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜

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