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the pillows「LITTLE BUSTERS」

投稿日:2014年7月30日 更新日:


the pillows「LITTLE BUSTERS」(1998)

~選ばれなかったとしても、僕らは明日を持ってる~

1991年メジャーデビューのロックバンド the pillows の6枚目のフルアルバム。
高品質のポップソングを長年、届け続ける偉大なバンド the pillows。
そんな彼らの最高傑作とも言われているのが、このアルバム。
ファンならご存知だと思いますが、the pillowsはファンのことを「BUSTERS」と呼んでいる。
ファンとバンドを繋ぐ名曲の数々。間違いなく名盤です。

耳を突き刺すギターが飛び込んでくる「Hello, Welcome to Bubbletown’s Happy Zoo (instant show)」
全編英語詞のこの曲。アルバムの1曲目としては完璧な疾走感溢れる楽曲。

オルタナ直系のザラザラした音と希望に満ちた歌詞が印象的な「アナザーモーニング」

「でも行こう 生まれ変わる朝が来た」

朝を迎えるというのは、毎日生まれ変わるチャンスを神様が与えてくれるということ。
毎日があなたの誕生日なんだ。

これぞpillows!というグッドメロディなミドルテンポナンバー「ONE LIFE」

「どんな靴を履いてても 歩けば僕の足跡 立ち止まればそれまで 僕が終わる印」

迷いなく踏み出した一歩も、迷いながらどうにか踏み出した一歩も、大切な足跡。
一つ言えるのは、歩みをとめた瞬間が終わりの合図だと言うこと。

山中さんの優しいボーカルが印象に残る「THAT HOUSE」
歌詞の内容が、引きこもりを唄った歌詞に聞こえなくもない。

彼らの代名詞「アウイエ―」でサビを押しきる「like a lovesong (back to back)」
pillowsから彼らのファン「BUSTERS」に送る、ラブソング。

温かいメロディに暗めな歌詞が対照的な「Nowhere」

「沈み続けて 深海魚のように潰れていたいんだ」

pillowsは不遇の時を長く過ごしてきた。
自分たちの曲がリスナーに全く響いていなかったときの事を唄った曲。

今後も語り継がれていかなければならない圧倒的名曲「ハイブリッド レインボウ」
感情を爆発させるサビ。エモ―ショナルなギターソロ。どこを切り取ってもハイライト。

「昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を待ってる」

限界なんて突破していこうぜ。昨日は昨日だ。
明日は、誰にも止められないんだ。
余談だけど、この曲を BUMP OF CHICKENがカバーしている。

アルバム随一の爽やかさを誇る「Blues Drive Monster」

「気が狂いそうで泣きだした 僕がまともなんだよ」

世界は憂鬱だ。みんな狂いそうなのを必死で隠してる。
そんな憂欝をぶっ壊してくれるのが、音楽。

ストレートなラブソング「パトリシア」
何をやっても幸せ、そんな2人で入れれば最高だ。

山中さんの弾き語りソング「Black Sheep」
このアルバムの中でも際立って、歌詞の内容が重い曲。
この曲があるからこそ次曲が輝きを増す。

タイトルトラック「LITTLE BUSTERS」
彼ららしい、口ずさみやすいメロディと力強いギターサウンド。

「Just waiting for the Little Busters」

ファンに向けられた歌詞。
苦しい時を支えてくれたファンへの感謝。
隠しトラックとして、この曲のリプライが収録されている。

捨て曲なしの名盤。どの曲もポップで、自然と耳に入ってくる。
基本的にサウンドは、USオルタナに影響を受けたギターサウンドを軸にしている。
「歪んだギターサウンド+グッドメロディ+日本語詞」
この3条件を成立させたバンドはthe pillowsが日本では初ではないだろうか。

the pillowsは決して、大人気バンドではない。
メンバーが入れ替わり、レコード会社も移籍し、バンドを止めようと思った時もあるんじゃないかと思う。
しかし、そんな苦労を味わった彼らだからこそ、力強いメッセージに説得力が出る。
昨日と今日がダメでも、明日は良いかもしれないと前向きに進み続けた。
結成25周年が経った、2014年現在でもそのスタンスは変わらない。

the pillowsを初めて聴く方には、人気曲が収録されているこのアルバムをオススメする。
明日を見据えて、歌い続けた彼らの想いが、このアルバムに詰め込まれている。
90年代を代表する名盤。

① Hello, Welcome to Bubbletown’s Happy Zoo (instant show)
② アナザーモーニング


③ ONE LIFE (album mix)

④ THAT HOUSE
⑤ like a lovesong (back to back) (album version)
⑥ Nowhere
⑦ ハイブリッド レインボウ

⑧ Blues Drive Monster
⑨ パトリシア (album version)
⑩ Black Sheep
⑪ LITTLE BUSTERS

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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