桜並木の下で聴きたい、「桜」がタイトルの10曲

冬の終わりを告げるように、だんだん暖かくなってきましたね。
いよいよ、春到来という感じがします。

そこで、記事タイトルの通り【桜並木の下で聴きたい、「桜」がタイトルの10曲】を選んでみました。
過去にも季節毎に聴きたい曲を選んできましたが、その春バージョンです。
(参考記事)
邦ロックを愛聴する僕が選ぶ、初夏に聴きたい10曲
邦ロック好きが選ぶ、秋に聴きたい15曲

桜並木の下で立ち止まって、あるいは歩きながら、聴くのにぴったりな曲なので、気になる曲がありましたらぜひ聴いてみてください。

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桜並木の下で聴きたい、「桜」がタイトルの10曲

1.フジファブリック「桜の季節」

「出会いの季節」 or 「別れの季節」。春をどう捉えるかで、その人の人間性が垣間見える気がする。
自分は後者。新しさとの出会いという期待感より、現状を手放すことの恐怖が勝ってしまう。

桜の季節過ぎたら
遠くの町に行くのかい?
桜のように舞い散って
しまうのならばやるせない

「別れ」に背を向けてるわけではない。しっかりと自覚しているんだけど、どうしようもなく悲しい。それを「やるせない」と一言で言い当てる志村正彦の凄さ。
これがデビューシングルということに、才能を感じずにはいられない。そして、やるせない。

2.KANA-BOON「桜の詩」

彼らのシングル「結晶星」のカップリングとして収録されている曲。2018年にカップリング集が発売されたのをきっかけにMVが公開された。
過去の恋愛に対する未練を歌っているのと同時に、過去に囚われている自分はちゃんと大人になれているんだろうかという戸惑いも描かれている。

空回り、空回りして
空回りしてるみたいだ
何故か同じページばっかり開いてしまうの

「同じ台詞を口ずさむ」、「何度もあなたのことを思い出す」。何度も同じことを繰り返すのは、過去を忘れないためであり、大人になることへの抵抗でもあるのだろう。
少年性を忘れない、彼ららしい楽曲。
この曲が女性目線なのに対し、男性目線の「さくらのうた」という楽曲もあるので、ぜひ一緒に聴いてほしい。

3.KEYTALK「桜の風吹く街で」

インディーズ時代の楽曲。この曲も前述の「桜の季節」と同様に、春を別れの季節として書かれている曲。

きっと三月は終わる 微熱の心模様
ぬるま湯の 空を泳いでるみたい
未来は分からないけど 今ほら

この曲では「微熱」、「ぬるま湯」といった表現で春の心情を表現している。通常とは少し離れている状態。期待のせいか、不安のせいか。おそらく後者だろう。
軽快な曲なので、桜並木の道を自転車に乗りながら聴いたら気持ちよさそう。

4.UNISON SQUARE GARDEN「桜のあと(all quartets lead to the?)」

彼ら8枚目のシングル。アニメ「夜桜四重奏」のオープニングテーマに起用された。
これまで紹介した曲とは違い、別れの不安よりも出会いの希望を歌っている。
「いまを楽しむことが、未来(=桜のあと)に繋がる」って要約できそうだけど、彼ららしい巧みな言葉選びで一筋縄にはいかない。

愛が世界救うだなんて僕は信じてないけどね
今 目の前の君が明日を生きれるくらいには
ありえない不条理は ぶっ蹴飛ばしていけ
with 喜怒哀楽 余すな 必要ないよ、嘘つき

最後の一行がなければ、能天気だなって思ってしまうけど、プラスの感情だけでなく、マイナスの感情も置き去りにしないのが細かいところまで行き届いてるなと感心する。
春から新生活を始める人にオススメの曲。色々な良いことや悪いことが起きるけど、それは明日の自分に「必要」なものだって気持ちにさせてくれる。

5.LUNKHEAD「桜日和」

彼ら9枚目のシングル曲。デビュー当初のささくれたったギターサウンドとは違い、ポップな路線にも挑戦していた頃の曲。

夢を見て歌を歌い笑いながら
息つく暇もない日々が過ぎて
いつか穏やかに抱き締めるだろう
僕らが生きていたその日々を

どんなにサウンドが変わっても彼らの歌で伝えたいことは変わらない。自分らしく生きろとか、悔いの無いように生きろとかじゃない。ただ、「生きている」という事実を優しく肯定する。
生きていれば、別れてもまたいつか再会できる。春の別れにこの曲はそっと寄り添ってくれるのだ。

6.藍坊主「桜の足あと」

メジャーデビュー後、3枚目のシングル。初期の青春パンク色が後退し、日常のふとした疑問をリスナーに問いかけ、考えさせる歌詞が増えてきた時期の曲。
擬音語の多用が特徴的なこの曲の歌詞で、注目したいのは「糸」というフレーズ。

さくら舞って流れてゆく
ほどいた糸を
風に結んで飛ばした
あなたを想いながら

「ほどいた糸」というのは、春の訪れによる「別れ」のことだろうが、これをまた結んで飛ばしている。「別れ」があれば、それは新しい「出会い」を呼ぶのだ。
どうしても、「出会い」、「別れ」といったように、場面で区切ってしまいがちだが、全てのことは繋がっている。そのことをこの曲は気づかせてくれる。

7.AJISAI「桜並木」

現在活動休止中のバンド。2007年発売の1stフルアルバム「sunny umbrella」収録曲。

いつかの僕がそう呟いたら 君は泣いてた「強く生きて」と
君が消えてやっと分かった
生きていたい 不器用でも・・・

この曲も別れの曲だが、歌詞から連想されるのは、愛する人との死別である。ポップなサウンドが強がりに思えて、なんだか胸を締め付けられる。
この記事でも「別れ」という言葉を多用しているけど、全ての別れにそれぞれの意味があることを忘れてはいけない。

8.Syrup16g「さくら」

彼ら解散前(後に再結成しているが)最後のアルバム収録曲。五十嵐隆のボーカルもいつになく切迫していて、散ってしまう桜のように刹那的だ。
このバンドらしく、春の陽気だとか、新生活への希望といったものは一切歌われない。悲しくて逆に笑えてくるという歌詞に、ファンは逆に安心する。

すべてを亡くしてからは
ありがとうと思えた
これはこれで青春映画だったよ
俺たちの

でも、こんな風に言い切れる彼らに憧れてしまうし、自分も「青春映画だった」と言えるようになりたい。
桜並木の下で聴くには重たいかもしれないが、一年に一度、この季節に必ず聴いておきたくなる一曲。

9.きのこ帝国「桜が咲く前に」

2015年発売のメジャーデビューシングル。フジファブリック「桜の季節」もそうだけど、デビューという門出に春をテーマに持ってきたら名曲になってしまうのである。
ボーカル佐藤千亜妃が故郷岩手を離れ、上京する際の心境を綴った詞になっている。

桜が咲く前に
ここを出てゆくことにしたよ
10年後の君は
どこで誰と笑っているんだろうか

10年前の自分が思い描いた自分に現在なっているかと考えると、随分横道に逸れてしまったなと思う。大した苦労をしているわけではないが、他の人が平凡だと信じる人生を歩むことも難しいことなんだなとこの10年間感じてきた。
ただ、後悔しているわけじゃなくて、今ではそれも次の10年への糧になるものなんだと漠然と信じてる。
この曲の最後は、

また歩きだそう

というフレーズで締めくくられる。どんな過去を背負っていたとしても、またもう一度前に。この曲と一緒に進んでいきたい。

10.エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」

2008年発売、彼ら36枚目のシングル。今回紹介した曲の中では最も力強く、新生活への後押しをしている曲。

明日輝くために息も切らさず走り抜けた
過去を 未来を 自分を 遠回りしてた昨日を超えて
桜の花、舞い上がる道を

2017年にメジャーデビュー30年を超えたバンドだからこその説得力。泥臭く、がむしゃらに前へ。
桜の曲だと、「舞い散る」って表現が多いけど、「舞い上がる」って表現するのが彼ららしい。絶えず前に歩いているからこそ、桜は「舞い上がる」のである。
まさに、今回の記事タイトルである「桜並木の下で聴きたい」にぴったりの曲。

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