今回は、アルバムレビューから離れて、久しぶりに特集記事です。
六月になりました。梅雨の時期です。
あまり、気分が乗る季節ではないと思います。雨が降るだけで、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、私はこの季節を乗り越える術を持っています。
雨の日には、雨の曲を聴けばいいのです。
そんなわけで、今回、紹介する5曲はいずれも雨をテーマにした曲です。
ぜひ、雨に打たれながら、聴いてください。
①「雨音」つばき
愛媛出身の3人組バンド、『つばき』の楽曲です。
シンプルなバンドサウンドと、胸に響く歌詞が特徴。
「ふと見た時計は 止まったままだった まあいいさ夜は明けるし雨は止むんだろう」
止まない雨はないのだから、僕らは淡々と日々を過ごしていく。
圧倒的なライブパフォーマンスに定評がある、ACIDMAN の楽曲。
「その世界の雨は透明で その未来の果てを祈っている」
雨が降らないと、動物は生きていけない。そういう意味では、未来を繋ぐのが、雨の役割と思ったりする。
2001年に発売された、くるりの中でも屈指の名曲。
「雨降りの朝で今日も会えないや」
とりあえず、そんな朝は、ジンジャーエールを飲み干せばいいと思うよ。
元、THE BLUE HEARTSの「あの二人」を中心に結成された、4人組バンドの楽曲。
純粋な雨の歌とは言えないけど、この歌詞にいつも励まされる。
「合言葉は雷雨決行 嵐に船を出す」
⑤「迷子犬と雨のビート」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
最後は、アジカンが2010年に、発売した楽曲。
「夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっとはにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう」
何度も言うけれど、雨はいつか止みます。
人生も同じように、土砂降りの日があれば、快晴の日もある。
前向きな気持ちで、生きていこう、と思わせてくれる曲。
いかがでしたでしょうか?
雨で外に出るのが嫌だな、と思ったら、家でじっくり音楽を聴いてみるのをオススメします。
梅雨の時期を超えれば、暑い、熱い、夏がやってきます。
それまで、雨の曲を聴いて、未だ見ぬ夏に想いを馳せてみては。