【My Hair is Bad】アルバム「昨日になりたくて」全曲感想

昨日になりたくて
My Hair is Bad「昨日になりたくて」(2013)

2013年2月6日発売、1枚目のミニアルバム。

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全曲感想

1.最近のこと

バラード曲でアルバムは始まるという意外性。
そして、椎木知仁のメロディセンスを確信する一曲。

今 僕がしたいのは二人の話なんだ

「最近のこと」

過去に想いを馳せる歌詞。図太いレスポールのギターサウンドが良い味を出してる。

椎木が書く歌詞は実体験だ。そしてわがままだ。
だからこそ、共感を得るし心に刺さる。

2.まだ、ほどけて

こういうのをツンデレというのだろうかという歌詞。
「別に良いよ」なんて言いながら、未練タラタラなのが良いよね。

「あっそう」で始まる疾走感あふれるサビはインパクト大。

3.夏が過ぎてく

ライブで定番の名曲。個人的にも好きな曲。

歌で始まりギターの轟音が鳴り響く頃には拳を思わずつき挙げてしまう。

「エモい曲って何だ?」
って聴かれたらとりあえずこの曲聴かせとけば間違いない。

一瞬で過ぎていく夏の寂しさを歌った歌詞も染みるね。

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4.赤信号で止まること

それもあれもどれもみんな僕のため

「赤信号で止まること」

誰かのためにしていると思っていたことは、全部自分のためだった。
たくさんの物に守られて、今日が進んでいく。
だけど、自分自身で自分を守れるかという不安を歌った歌詞。

キャッチ―なメロディにのせて、癖がある歌詞が乗っかる楽曲。

5.ディアウェンディ

激しいバンドサウンドと歯切れのいい詞が耳に飛び込んでくる。
「いらない」だとか、「知らない」だとか否定的な言葉が飛び込んでくる歌詞は、イマドキの若者感。

2005年に製作したデンマークの映画「ディア・ウェンディ」から連想して、歌詞を書いたんだと思う。

6.エゴイスト

彼らの楽曲にいくつかある、30秒程度で終わるショートチューン。
好き勝手やってる感じはまさにタイトル通り。

7.月に群雲

今作で一番好きな曲。

ボーカル椎木の詩的な歌詞が特徴的。

きれいでも不確かなものばっかり
ぐるぐる回って
僕が生きてるよ

「月に群雲」

この歌詞が良い。
この世界にあるものなんて、自分には分からないものだらけなんだけど、そんなノイズだらけの日常を生きる感じが現代人を的確に示してる。

この「月に群雲」は、中国の故事「月に叢雲、花に風」から取っているんだろう。
意味は「よいことには邪魔がはいりやすく、長続きしないものだというたとえ」

男女の恋愛みたいだね。

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8.声

切ないメロディに乗せて、情熱的に歌いあげるバラード曲。

「声が届くか」という歌詞は、バンドマンとしての苦悩を感じる。
マイヘアの音楽は多くの人に届くと信じている。

最後に

「昨日になりたくて」というアルバムタイトル通り、過去に憧れを持った楽曲が多い。

そう聞くと、女々しいなんて思うかもしれないけど、男なんてそんなもんなんだ。
一旦、振り返らないと前に行けないのだ。

椎木知仁という男は、そんな男たちの気持ちを代弁している。
本人はただ自分のことを書いているだけだろうけど。

荒々しいバンドサウンドはデビュー作らしい作り。
ギターロックという差別化が難しいジャンルで、早口で詞を乗せていくようなメロディは彼らの武器。

今後に期待をせざる得ない一枚。

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