PELICAN FANCLUB「Home Electronics」


PELICAN FANCLUB「Home Electronics」(2017)

2017年5月10日発売、1stフルアルバム。

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感想

どこか漂う浮遊感。いわゆる「ドリームポップ」いうジャンルなのか。

初めて彼らのミニアルバムを聴いたときに抱いた感想が上記。

デビューしたばかりなのに完成度が高い曲作るなと感心し、1stフルが出たら聴いてみようと思っていた。

再生してみて気付く。

「おっ、ギターロック感増したな」と。

冒頭の2曲「深呼吸」と「Night Diver」が掴みには充分過ぎる程クオリティが高い。

彼ら独特の重ねられたギターサウンドが生み出す浮遊感はそのままに、ギターロックファンにも受け入れられそうな疾走感。

そしてメロディが良い。特にサビ終わり。

「深呼吸」だったらカウント、「Night Diver」なら曲のタイトルをサビ終わりにしている。

ここのメロディが凄く耳に心地いい。非凡なポップセンス。

上記のようなギターロック色の強い曲がある一方で、彼らの二面性を感じさせる曲も。

例えば、「Black Beauty」や「許されない冗談」ではダークなサウンドで狂気を放つ。

これらの曲でのエンドウ アンリ(Vo)の歌い方は、THE NOVEMBERSの小林祐介を思い出す。

また、中盤のミドルテンポの楽曲ではキラキラとしたポップスも。

特に「You’re my sunshine」は手拍子も入ったりハッピーな空気感。

どこか、PORTALを出した頃のGalileo Galileiを彷彿とさせる。

「夜」、「月」、「空気」、「宇宙」といったワードが多く入った歌詞も特徴的。

「例えばの話~」だとか、「もし~」といったフレーズもありどこかSFチックで掴みどころがない印象。

そんな中で、

震えて待てよ 開戦前夜

「Night Diver」

というフレーズにこの1stアルバムへの自信を感じた。

1stフルアルバムということもあり、聴きやすさを重視した印象を受けた。

このバンドが作り出すメロディはどの曲もきれいで、ほどよくポップだ。

ありがちなギターロックにいってしまいそうな所を抜群のセンスで押しとどめ、色々な層に響く音楽をやっている。

ギターロックは好きだがありがちな直球サウンドは聴きたくないという人は、このアルバムを手に取って欲しい。

収録曲

1.深呼吸
2.Night Diver
3.Luna Lunatic
4.Black Beauty
5.You’re my sunshine
6.夜の高速
7.ダダガー・ダンダント
8.許されない冗談
9.Trash Trace
10.花束
11.朝の次へ
12.Esper

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