Nothing's Carved In Stone

Nothing’s Carved In Stone「Strangers In Heaven」

投稿日:2014年9月5日 更新日:


Nothing’s Carved In Stone「Strangers In Heaven」(2014)

~とどまることのない進化~

日本屈指の実力派プレイヤー陣が揃ったこのバンド。結成5年目にして、早くも6枚目のフルアルバム。
ロックバンドとして確固たる地位を築いた彼らだが、創作意欲は全く衰えない。
今作もエモ―ショナルなサウンドと更に存在感を増した村松さんの熱いボーカルが押し寄せる。
「Strangers In Heaven」というタイトルは、自分達を知らない人に聴いてほしいという思いが込められている。

幻想的なサウンドのインスト曲「Intro」
次曲への繋ぎ。

前曲から繋がって始まる、押し寄せるようなバンドサウンド「Shimmer Song」

「誰だってそうだろう 孤独な夜を越え 夢見て傷ついて でも前を見る」

エモ―ショナルなサウンドに、この熱い歌詞。
以前はバンドの演奏力が目立つバンドだったけど、説得力あるメッセージも兼ね備えてきた。

クランチな音色のギターカッティングが格好いい「Brotherhood」
英語詞と日本語詞が混じった歌詞。
演奏面では凝ったドラムのリズムパターンが光る。

熱量を感じるサウンドと切ないメロディが際立つシングル曲「ツバメクリムゾン」
彼らのシングル曲の中でも、広い層に向けられた楽曲という印象。

「何もまだ 満たされないように願う」

達成感なんていらないよな。完成したらそこで終わりなんだから。

生方さんが放つ印象的なギターリフから始まる「Crying Skull」
日向さんの歪んだ音作りのベースラインも、この曲の持つハードな雰囲気を作り上げる。

「You should discover The purpose of your life」

それができれば、道を迷うこともないんだけど・・・。

エフェクトがかかったボーカルとダークなサウンド「What’s My Satisfaction」
中盤の静かになる展開に惹きこまれる。
デジタルな音も効果的に使われていて、英語詞だからこそ成り立つ楽曲。

メロディアスなギターサウンドと冷たいデジタルサウンドが絡まる「雪渓にて」

「飽きもせず歌いたくて 抑えきれない叫び それだけじゃ 届かないかな」

ボーカル村松さんの歌に対する思いの強さを感じる。
サビの伸びやかなボーカルは圧巻。やはり、このバンドはこのボーカルだから成立するんだ。

日向さんのファンキーなベースラインが跳ね回る「Idols」
ダンサンブルなサウンドはライブで盛り上がること間違いなし。
彼らの演奏技術の高さを遠慮なく叩きつけた楽曲。

セッションのようなイントロから始まる「(as if it’s) A Warning」
生方さんのワウを用いた暑苦しいギターソロが聴き所。
語感重視の韻を踏んだ歌詞は新機軸か。

圧倒的な存在感を放つベースと流れるようなアルペジオ「Midnight Train」
この曲は打ちこみを用いているのかな。ミドルテンポの楽曲だが、ハイレベルな演奏の応酬。
「NORAINU」の連呼が耳に残る。突然に日本語が飛び込んでくるのでびっくりする。

エレクトロなサウンドが幻想的な「キマイラの夜」
村松さんのファルセットが優しい。そして、生方さんの泣きのギターソロである。流石の一言。

「眠れ 朝が来るまで お前はきっと自由さ」

やはり、このアルバムは分かりやすい歌詞が増えている。
「きっと」自由か。断言しない所が煮え切らないけど。

前曲のアウトロ的な扱い「7th Floor」
このアルバムはインスト曲で始まり、インスト曲で終わる。
インストを使うならこういう使い方が一番いい。意図を感じる。

相変わらずのハイクオリティな演奏と現代のトレンドを混ぜ合わしたサウンド。
特に後半の楽曲に見られる、エレクトロなアプローチは彼らの音楽的嗜好が垣間見える。
単にエレクトロなサウンドを使うだけなら他のバンドでも出来るが、
生々しいバンドサウンドとここまで上手く融合させられるのは中々いない。

より多くの人に聴いてほしいという思いが込められているアルバム名からも分かるように、
歌詞もストレートな表現を意識しているようだ。村松さんの熱いボーカルがより説得力を生む。
多くの人に聴いてほしい力作。日本のロックバンドって格好いいということを再認識した。
ハイペースでアルバムを出しながら、ライブを行い、進化し続ける彼ら。
もはや、日本のロックシーンには欠かせない存在。

① Intro
② Shimmer Song


③ Brotherhood

④ ツバメクリムゾン

⑤ Crying Skull
⑥ What’s My Satisfaction
⑦ 雪渓にて
⑧ Idols
⑨ (as if it’s) A Warning
⑩ Midnight Train
⑪ キマイラの夜
⑫ 7th Floor

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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