Mr.Children「himawari」はここ数年で最高の名曲

himawariのジャケット写真

2017年7月26日発売のMr.Childrenの新曲himawariのレビュー。

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感想

ここ数年、いや10年ぐらい遡っても、彼らが発売したバラードのシングルの中では一番の名曲かなと。

ミスチルのバラード曲は、バンドサウンドは抑えぎみでストリングスの音を目立たせるアレンジが比較的多い。
しかし、今回の「himawari」はそういうアレンジをしなかった。

ストリングスの音も入っているが、あくまで主役はエッジの効いたギターと重厚なリズムを刻むドラムを軸にしたバンドサウンド。
空に向かって真っ直ぐに咲く「himawari」のように、生命力に満ちた力強いサウンドに仕上げた。

よく、この曲を紹介する文面に「エモ―ショナル」という単語が出てくるけど、確かに使いたくなるのも分かる。

歌詞について

詞の話をすると、やはり桜井和寿は凄いなと改めて思った。

ミスチルのシングル曲は、何かしらのタイアップが付く。(今回は映画の主題歌)
故に、歌詞の内容はタイアップの内容に沿ったものでなければならない。
そんな制約がある上で、「タイアップ曲として100点満点の回答をした上で、バンドとしての主張もしっかりしている」ところに凄さを感じる。

亡くなってしまった「君」。
そんな君は生前、「死」を前にしながらも「himawari」のように力強く懸命に生きた。
そんな「君」に対して、僕は恋していた。

そして、その想いはこれからも「ずっと」消えることはない。

歌詞の内容は完全に、主題歌として提供した映画の内容にリンクしている。

もしかしたら、作詞する人によっては陳腐な内容になってしまう可能性がある映画だが、そこは抜群のワードセンスで回避する。

優しさの死に
化粧で笑ってるように見せてる

思い出を角砂糖を
涙が溶かしちゃわぬように

上が1番Aメロ、下が2番Aメロ、それぞれ冒頭のフレーズ。
最初に入ってくるのがこういう、引っ掛かるフレーズなのだから、どうしても最後まで聴いてみたくなる。

そして、「バンドとしての主張もしっかりしている」と私が感じた部分はCメロの歌詞。

諦めること
妥協すること
誰かにあわせて生きること
考えてる風でいて
実はそんなに深く考えていやしないこと
思いを飲み込む美学と
自分を言いくるめて
実際は面倒臭いことから逃げるようにして
邪にただ生きてる

この部分の歌詞は、説教臭さを感じる人もいるかもしれない。
なぜなら、現代を生きる多くの人たちが、この歌詞のように生きているからだ。
思い当たる節があるのだ。

桜井和寿はこの歌詞のような生き方を、良いとも悪いとも言ってはいないけど、そういう人が多いことに思うところがあったのかなと。

ただ上手いのは、このCメロの後の最後のサビを「だから」という接続詞で始めているところ。
「あっ、これはこの曲に出てくる「僕」のことだったんだ」と思わせることで、説教臭さを無くしている。
凄く計算して作詞されているなと。

本当に上手い。
頭の中を覗いてみたいものである。

最後に

デビュー25周年を迎えた彼らの渾身の名曲。
いったい、何度目の黄金期に差し掛かったのだろうか。

いつか出る次のアルバムは凄いことになりそう。

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