KANA-BOON

KANA-BOON「TIME」

投稿日:2015年2月1日 更新日:


KANA-BOON「TIME」(2015)

~時間は前にしか進まないけど~

世を席巻している「4つ打ちロック」の代名詞、それがKANA-BOONだ。彼らの2ndフルアルバム。
過去、現在、未来をこれでもかという勢いで行き来しながら、リスナーを躍らせる。
後悔したり、せわしなく過ぎる日々に不安を感じたり、未来に希望を描くという等身大の姿。
大阪から上京し、成長した彼らの「ありのまま」が詰まったアルバム。

「急がば回れなんて暇ねぇな」

彼らを取り巻く現状がわかる「タイムアウト」から、このアルバムはスタート。
消費されることに不安を感じながらも、彼らは歌うことをやめない。

批評性が強く、ラップ部分も新鮮な「LOL」
外からいろいろ言うやつはいるだろう。そんなもん気にしてて、バンドなんてやってられんでしょ?

電車に乗り込むことを戦場に向かう戦士に例える応援歌「ターミナル」
とりあえず、4月から社会人のひとは聴いといた方が良いよ。これぐらいの覚悟持って電車乗る必要がある、かも。

キラキラポップなシングル曲「結晶星」
サウンドとは裏腹に、暗めの歌詞が印象的。

行動を起こすことを推奨する「クラクション」

「このまま、このまま、このまま終わるつもりか、なぁ?」

自分から行動を起こさないといけないですね。

全速力で今を駆け抜けていく彼ららしい疾走感「フルドライブ」
全力で走りながらも、曲がれちゃうという器用さが彼らの魅力だったりする。

アルバムの雰囲気が変わる後半戦のスタートは、谷口鮪という人間が垣間見える「生きてゆく」

「僕らはなにか失い生きてゆくと気づいたんだ」

後悔が未来を生み出す。弱さを見せながらも前に進むという意思を感じる楽曲。

切ないギターフレーズとエモ―ショナルなサビが爆発する「スコールスコール」
雨と一緒に過去も洗い流したい。前曲で後悔と生きていくと宣言しつつも、簡単にはいかないのが人間臭い。

過去を懐かしみつつも、今を大切にしていこうと決意する「愛にまみれて」
時間は決して止まらない。今この瞬間にも進んでいる。じゃあ、どうすんの?

過去と向き合い、過去も一緒に未来に連れていくことを歌う「シルエット」
ついに彼も真に「大人」になったのかなあ。

まだ見ぬ未来に、あいさつをする「スノーグローブ」
古賀隼斗のエモ―ショナルなギターフレーズが冴えわたる。彼の存在なしでKANA-BOONのサウンドは成り立たない。

ラストは未来に向かって歩いていく「パレード」

「僕らはこれから茨の道をゆくのさ 傷はもう痛くない」

辛い未来が待っているかもしれない。それでも、彼らはパレードの先頭を歩いていく。

前半では、疑問を持ちながら全速力で駆け抜ける。
そして、後半に過去と向き合い、未来に歩いていくことを決意する。
彼らはこれからも前に進み続ける。少しの後悔を抱えながら。

1. タイムアウト
2. LOL
3. ターミナル
4. 結晶星


5. クラクション
6. フルドライブ

7. 生きてゆく

8. スコールスコール
9. 愛にまみれて
10. シルエット

11. スノーグローブ
12. パレード

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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