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【コラム】フェスのセトリにありがちな構成を考えてみた

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セトリ。
(セットリストのこと。ライブでの演奏曲順を表した文書、派生して曲順そのものを指すようになっている。)

この言葉を聞くだけで胸踊る。
フェスに行った後に最初に行う作業は、ウォークマンにプレイリストを作りセトリ順に曲を並べること。
それすなわち至極の時間。もはやセトリ順にプレイリスト作るまでがフェスといっても過言でない。

プレイリストでセトリを作りまくってきて思った。

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パターン化されてないか。

もちろん、例外はある。全てのものをパターン化できるほど世の中はシンプルではない。

私のイメージだとこんな感じだ。(7曲演奏した場合)

①最も人気の曲 or 2番目に人気の曲 or 最新アルバムの1曲目
②疾走感あるライブ鉄板曲① or 最新アルバムの2曲目
③疾走感あるライブ鉄板曲②
④未発表の新曲(「新曲やっていいですか!」のMCとセット) or バラードなどのゆったりした曲
⑤バンド随一のハードな曲(「後半戦、まだまだ盛り上がる準備できてますか!」のMCのセット)
⑥3番目に人気の曲
⑦最も人気の曲 or 2番目に人気の曲 or 合唱できるミドルテンポの楽曲

上記の組み合わせで成り立つイメージだ。異論は認める。

この法則にしたがって私の好きな【Alexandros】のセトリを作ってみた。
(今回は便宜上、人気=YouTubeの視聴回数としている。)

①ムーンソング(最新アルバムの1曲目)
②Kaiju(最新アルバムの2曲目)
③city(疾走感あるライブ鉄板曲②)
④未発表の新曲
⑤Kick&Spin(バンド随一のハードな曲)
⑥starrrrrrr(3番目に人気の曲)
⑦ワタリドリ(最も人気の曲)

どうだろう?
Twitterで流れてくるセトリにこんな感じのがあったら信じるのではないだろうか。

別のパターンも作ってみよう。(KANA-BOONの場合)

①ないものねだり(最も人気の曲)
②1.2. step to you(疾走感あるライブ鉄板曲①)
③ウォーリーヒーロー(疾走感あるライブ鉄板曲②)
④未発表の新曲
⑤盛者必衰の理、お断り(バンド随一のハードな曲)
⑥フルドライブ(3番目に人気の曲)
⑦シルエット(2番目に人気の曲)

すげーセトリっぽい。関東圏ではない、1年に1度フェスが行われるかどうかの地方フェスで組まれそうなセトリ。

なんでこんな風にセトリが組まれるか考えると、「起承転結」って言葉に行きつく。

フェスの持ち時間40分間にも物語がないといけない。

起(1曲目):代表曲あるいは最新曲を持ってくることで、「自分たちは(現在)こういうバンドなんだよ」と提示。
承(2,3曲目):ライブ定番曲を持ってくることで、さらにお客さんにバンドの特徴を分かって貰おうとする。
転(4,5曲目):ゆったりした曲や逆に激しい曲、あるいは新曲で違った一面も見せる。
結(6,7曲目):代表曲、人気曲を持ってくることで再度バンドの印象を植え付けて締める。

バンドにとってフェスとは見本市である。

特に知名度の低いバンドにとっては、その後ワンマンライブに来てもらったりとか、音源を買ってもらうために短い時間で観客を魅了せねばならない。

「何回も同じようなセトリをやるな」みたいな批判もあるが、バンド側も最適解だと思ってやってるんだ。

「どんな思いでこのセトリ組んだのかな?」なんて考えるのも面白いんじゃないかな。

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著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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