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cinema staff 「Drums,Bass,2(to)Guitars」

投稿日:2014年4月28日 更新日:


cinema staff 「Drums,Bass,2(to)Guitars」(2014)

~LIVEとCDの関係性~

岐阜県出身の4人組バンド、cinema staffのメジャーデビュー後2枚目のフルアルバム。
アニメ「進撃の巨人」に楽曲が使用され、注目を浴びた彼らの勢いを感じさせる一枚。
収録時間も合計38分と短く、さらっと聴ける仕上がりになっている。

①は自己紹介を兼ねた一曲。サウンドは手拍子も入り、心地よい軽さ。
このアルバムのテーマはタイトルから読み解くに「バンド感」だと思うが、

「僕らは今でも大きな音を出していて それを誰か笑えるかい」

このフレーズに彼らのバンドに対する想いを感じる。

②はこれぞcinema staffというような疾走感のある一曲。

「扉の向こう側には朝が待ってるというのかい」
「どれだけ分り合えたら 刃をしまっていいんだろう」

この曲もどこか「進撃の巨人」を意識したように感じさせるフレーズがある。気のせいだろうか。

④はスピッツも手掛けている亀田誠治氏がプロデュ―スした楽曲。
最初にこの曲を聴いたら、「きれいな歌を歌うバンド」というイメージを持つかもしれない。
美メロが冴えわたる良曲。

⑤は突然のブチ切れシャウトに笑ってしまった。
⑦はほのぼのとした雰囲気が、彼らの楽曲の中では珍しいと思ったり。

⑧,⑨はアコギメインのスローな楽曲。
⑧は病院の風景が思い浮かぶ歌詞。寂しげな印象を与える。
「痛みだけを取り除こうか」というフレーズが個人的にお気に入り。

⑨は静と動がはっきりした一曲。
歌詞に出てくる「風車」をイメージしたようなギターフレーズが印象的(2:45あたりのフレーズ)

⑩は「進撃の巨人」に使用された楽曲。シングルで発売したものとはイントロとアウトロが変更されている。
激しいオクターブ奏法を用いた攻撃的なナンバー。

「俺達は壁の外へ」
「また会おうぜ 地図にない場所で」

などアニメの世界観にマッチした歌詞。
ライブでも盛り上がる、彼らのアンセムともいえる一曲。

全体的に「聴きやすさ」を意識したアルバムとなっており、
以前からのファンはこの路線を求めているのだろうかと疑問に思ったりした。

個人的な話をすれば、彼らのライブを観に行ったことがアルバム購入のきっかけである。
ライブが本当に楽しかったので、その興奮をCDでも味わいたかったのだが、収録時間が短かったこともあり、物足りなさを感じてしまった。

一方で、④などCDで聞いた方が美しさを増すような楽曲もあり、CDで聞くことの良さも再発見した。

最近では、CD→LIVEというよりはLIVE→CDというきっかけが増えているのではないかと思う。
こういう流れの中で、LIVEとは別の、CDでしか味わえない体験を提供できるバンドが生き残っていくのでは。
cinema staffはどういった方向性で行くのか。今後を期待させるアルバム。

① theme of us


② dawnrider
③ tokyo surf
④ borka

⑤ shiranai hito
⑥ sea said
⑦ sitar of bizarre
⑧ unsung
⑨ fiery
⑩ great escape (alternate ver.)

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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