ASIAN KUNG-FU GENERATION「生者のマーチ」

2018年3月28日発売、2枚目のベストアルバム(BEST HIT AKG 2)収録曲「生者のマーチ」のレビュー。

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感想

Oasis「Live Forever」に対する、アジカンからの回答だと、勝手に解釈している。

サウンドは90年代前半UKロックそのものだし、アウトロのギターソロが長めなのも共通点かと。1
「海岸通り」とか「青空と黒い猫」みたいな、ゆったりめの曲は以前もやっていたけど、こういうUKロック然としたミドルテンポの曲は無かったんじゃないかな。

「回答」だと思ったのは、歌詞の面から。

「Live Forever」と歌いたくなる気持ちは分かるけど、「永遠に生き続けていきたい」という希望に対して、手放しで気持ちを重ねることはもう出来なくなった。
それは、未曾有の災害が襲って「死」を身近に感じたからか、それともただ大人になっただけなのかは分からないけど。

そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
いつの日か こと切れて
朽ち果てるまで

「”生きてる”って素晴らしい!」みたいな安易な肯定ではなくて、「”結果的に”生き残ってしまった」からこそ、今できることをみたいな印象を受ける。
それは、「”静かに”燃える日々」だったり「”頼りない”輪郭」といった、曲全体を通した繊細な言葉の積み重ねから生まれる印象で、彼らが以前からやってきた手法によるもの。2

「何故、このタイミングでこういう曲を出したのか?」という点だけは疑問符が付くけど、良い曲だ。
包容力というのか、地に足付けて構える感じは父性と呼ぶべきか。とにかく大きなバンドになった。

  1. 初期の楽曲「E」で、「Live Forever」のギターソロを借用していることからも分かるように、彼らはOasisからの影響を受けている。
  2. 人気曲「ループ&ループ」の、「積み上げる”弱い”魔法」というフレーズはその最たる例。
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