amazarashi「空に歌えば」感想

空に歌えばのジャケット写真
2017年9月6日発売のamazarashiの新曲「空に歌えば」の感想。

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感想

これは事件だ。
この曲は彼らのキャリアを語る上で、最重要な一曲になる。

虚実を切り裂いて 蒼天を仰いで 飛び立った永久
空に歌えば 後悔も否応無く

「amazarashi」=「雨曝し」と名付けられたバンドが、「蒼天」に向けて歌っているのだ。
彼らの楽曲史上、最も開放的な一曲に仕上がっている。

「0.6」や「爆弾の作り方」の頃から聴いている人が聴けば、「変わってしまった」と思うかもしれない。

語りのようなメロディラインは、分かりやすいメロディに変わり、曲がサビから始まるという構成も商業音楽の定番だ。
爽快なギターサウンドも過去の彼らであれば、使うことはなかったであろう。

では、この曲で彼らは過去の曲を否定して、新しいamazarashiに生まれ変わろうとしているのか?
そんなことは決してないと断言できる。

amazarashiの秋田ひろむが紡ぐ詩は、一見すると相反する二つの物が共存する世界を常に肯定してきた。
それは例えば、「善」と「悪」であったり、「生」と「死」、「未来」と「過去」、「勝利」と「敗北」であったりする。

この曲だと、「蒼天」と「曇天」も挙げられる。

必然 必然 なるべくしてなる未来だ それ故、足掻け

このフレーズでも、過去があるから未来があるということを歌っている。
彼らは決して過去を否定しない。

この曲の構成で、明らかに過去の彼らを思い出す部分がある。
2番サビ後、語りの部分。

MVでもこの部分だけ雨が降っていて、「雨曝し」になっている。
そして、この語りが終わると映像もライブシーンに切り替わるという演出。

一人ぼっちの駅前で歌っていた姿から、大勢の前で歌う姿へ。
これも変化。

だけど、一人で歌っていた過去があるから、大勢の前で歌う未来が作れたのである。

決して、区切りではない。これからも歌い続けていく未来へ。
断固たる決意が込められた、amazarashi会心の一曲。

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