9mm Parabellum Bullet「VAMPIRE」


9mm Parabellum Bullet「VAMPIRE」(2008)

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感想

一言で言うと濃度が増したアルバム。
よく言われる「9mmらしいダサさ」が発揮されている。
その「ダサさ」がどこからきているのかというと、「歌謡曲」要素が強くなった点。
新たな要素を加え、人間から吸血鬼へ変化していく過程。

ダークかつ緊張感漂うイントロに引き込まれる「Wanderland」

あぁ この星を燃やし続けて
また逢えるまで 青い炎で 青い炎で

「Wanderland」

「青い炎」は「赤い炎」より温度が高い。
1曲目にこの曲を持ってきたことから、熱いアルバムを予感させる。

歌謡曲風ギターフレーズとキャッチーなサビが印象的な「Vampiregirl」

お前だってとっくに神の十字架に縛られてんだ

「Vampiregirl」

すみません、ダサいです。
けど何度か聴くと、このダサさが癖になるのが9mmの魅力。

随所に入る滝さんの速弾きフレーズが格好いい「Trigger」
中盤の展開が中々カオス。

9mmにしては爽やかな「Keyword」
ギターロック然とした楽曲で、9mmらしくない。
間奏で速弾きいれちゃうのは、アイデンティティの証明か。

恐ろしく激しいドラムから始まる高速ナンバー「Hide & Seek」

時間が足りないよ
間に合わないぜ

「Hide & Seek」

なんとこの曲BPM280!(1分間に280拍)
そんな曲に「時間が足りない」と歌っちゃうのは面白い。

インスト曲「The Revenge of Surf Queen」
9mmのインスト曲はこの曲が初。この辺も新しい要素か。

メロディアスなツインギターが際立つ「Supernova」
邦楽ロックバンドの「Supernova」という曲名の曲に外れはないという法則があるような。(エルレとかBUMP)
歌謡曲風味のサウンドに抽象的な歌詞が乗っかる9mmらしいナンバー。

サビが昭和歌謡っぽい「Faust」
5分を超える曲も初。
9mmの曲で5分を超えるとやたら長く感じる。

軽快なカッティングで始まる「悪いクスリ」

今おれに必要なのは
考えすぎに良く効く薬

「悪いクスリ」

考えすぎないように、轟音を求めた結果が9mmというバンドか。

潰れたようなサウンドが耳につく「We are Innocent」
この曲はBメロが古臭くて、ダサいですね。良い意味で。

哀愁漂う「次の駅まで」

幸せが欲しいと
顔に書いてある奴ばかり

「次の駅まで」

誰だって幸せを求めるから仕方がない。
ただ、時間帯にもよるんじゃない? 平日の朝とか絶望感漂う顔の奴しかいないよ。

9mmらしい癖の強いギターフレーズが特徴の高速ナンバー「Living Dying Message」

あなたは二度と孤独にならない
いつか必ず分かる日が来るよ

「Living Dying Message」

優しい歌詞。ラストのこの歌詞とシャウトが乗っかる部分は胸に迫るものがある。

歌謡曲との融合を完全に達成したアルバム。
「9mmにダサいは褒め言葉」とどこかで聞いたことがあるけど、まさにそんな印象を受ける。
狙ってこのダサさを出していると思うけど、これを受け入れられるかが9mmのファンになるかどうかの踏み絵。

また、インスト曲や5分を超えるナンバーなど新しい事にも挑戦している。
バンドを続けていく中で変化は必要だと思うので、この取り組みは支持したい。
しかし、個人的な意見としてはアルバム中盤にインスト曲を入れるという行為は嫌い。
大抵は必要性を感じない。このアルバムにしても特に入れる意味はなかったと思う。

9mm Parabellum Bulletというバンドの方向性が決まったともいえる2ndアルバム。
現在もライブで歌われる曲が多く収録されており、まさに9mmらしいアルバムといえる。
9mmに興味を持った人はこのアルバムから聴いたらよいのではないだろうか。
リスナーのロックな血を騒ぎ立てる一枚です!

【収録曲】
1.Wanderland
2.Vampiregirl
3.Trigger
4.Keyword
5.Hide & Seek
6.The Revenge of Surf Queen
7.Supernova
8.Faust
9.悪いクスリ
10.We are Innocent
11.次の駅まで
12.Living Dying Message

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