9mm Parabellum Bullet「Revolutionary」


9mm Parabellum Bullet「Revolutionary」(2010)

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感想

初のセルフプロデュースアルバムである。(前作までは元スーパーカーのいしわたり淳治さんがプロデュース)
「革命的」というタイトル名から分かるように、シーンに挑戦状を叩きつけるような作品。

アルバムのスタートを告げる1分に満たない絶叫ナンバー「Lovecall From The World」

今世紀最大の規模で
おまえを呼ぶ 愛が

「Lovecall From The World」

スケールがでかくなっている。これは凄いアルバムになるんじゃないかと予感。

三三七拍子のリズムで始まる「Cold Edge」
いままで通りの激しい演奏は変わらないが、プラスしてポップなメロディになっている。

やさしさすら感じるほどの
深く美しいひとつきで

「Cold Edge」

鋭利な刃物感は残っているんだけど、それを操るバンドの心境が変化した印象。

9mm流パーティーソングの「Invitation」
絶望的な状況の中で、どれだけ自分が楽しめるか。
さあ、招待状送ったのでパーティーしようぜ。

単語を羅列したAメロが印象的な「3031」

3031回は見たあの夢を見る

「3031」

毎日、夢を見たとして約8年間同じ夢を見た計算になるのですが。わかるだろと言われても・・・

ライブでも人気の代表曲「Black Market Blues」
彼ららしい歌謡曲感にダンサンブルな要素が融合。

行き場のないヤツらは仲間入りさせてやるぜ

「Black Market Blues」

ロックバンドが良く使う「連れていく」的なテーマを「仲間入り」と表現。
リスナーも巻き込んで騒ぐ。9mmの決意を感じるフレーズ。

不穏な空気感が楽曲全体を包むシングル曲「命ノゼンマイ」
前作で挑戦した新しい要素の一つ、5分を超える曲をこのアルバムにも入れてきた。
ラストの畳みかける演奏が聴きどころ。

サビの懐メロ感が9mmらしい「光の雨が降る夜に」
滝さんのワウを使ったギターソロに注目。

どことなくオシャレなフレーズから始まる「Finder」
やはり、サビはダサい。(褒め言葉ですよ)

いつかまた会えたなら
この目には 真実の姿で写ってくれ

「Finder」

個人的に写真が苦手なんですよね。特に集合写真とか最悪だと思う。
準備して撮った写真に、「真実の姿」なんて写るわけがない。

前曲にひき続き、中盤の洒落たギターフレーズが印象的な「キャンドルの灯を」
こういった曲は前作で新しい挑戦をしたことがプラスとなって表現されていますね。

ラストはタイトルトラックの「The Revolutionary」
9mmにしては珍しい具体的なメッセージが歌われる曲。

世界を変えるのさ 変えるのさ
おれたちの思いどおりに

「The Revolutionary」

革命を起こすには絶対的な自信と、揺るぎない決意が必要。
「おれたちの思いどおりに」世界を変えることは難しいかもしれない。
しかし、これぐらいの志がなければ人はついてこない。

全10曲。33分。圧倒的な熱量で駆け抜ける1枚。
前作で完全に自分のものにした歌謡曲感に加え、聴きやすさも兼ね備えてきた。
さらに、セルフプロデュースということもあり、自分たちのやりたいことをやっている印象。
特にシングル曲を全てアルバムバージョンで収録したのには、より良いものをという意思を強く感じる。

このアルバムでの大きな変化はボーカルの菅原さんの成長。
前作までは、演奏に負けていた印象が強かった。
しかし、今作では歌唱力がアップし、声と演奏のバランスが良くなったと感じた。

ロックシーンに「革命」を起こすべく、ドロップされたこのアルバム。
9mmが目指してきた音楽の到達点がこのアルバムといっても過言ではない。
ライブバンドとして、確固たる地位を築いた彼らが目指したのは、より多くの人に聴いてもらうこと。
自分たちのやりたいことをやって、多くの人の耳に「革命」を起こす。
そんな力強いメッセージが発信された会心作。

【収録曲】
1.Lovecall From The World
2.Cold Edge(Album ver.)
3.Invitation
4.3031
5.Black Market Blues(Album mix)
6.命ノゼンマイ(Album mix)
7.光の雨が降る夜に
8.Finder
9.キャンドルの灯を
10.The Revolutionary

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