9mm Parabellum Bullet

9mm Parabellum Bullet「Dawning」

投稿日:2014年7月11日 更新日:


9mm Parabellum Bullet「Dawning」(2013)

~轟音は夜明けの合図~

前作「Movement」から約2年ぶりのアルバム。
迷いがみられた前作から一転、「夜明け」という意味のタイトル通り、突き抜けた印象のあるアルバム。
9mm Parabellum Bulletにとっては大事な結成「9」周年に発売しただけあって力作。
現時点での彼らの最高傑作。

1曲目から滝さんのギターが冴えわたる「The Lightning」

「明日を向いて歩こうか あきらめるのは飽きたのさ」

僕も諦めるのには飽きたよ。挑戦し続けよう。

力強い歌詞とサビのコーラスが印象的な「Grasshopper」

「可能性を今覆すために 裸足で踏み出すのさ」

未来なんてどうせ分かんないんだから、やれるところまでやれよ。
可能性なんて無限大だろ。

ライブでも定番となったキラーチューン「Answer And Answer」
滝さんの飛び道具的なギターサウンドがたまらない。
さあ、自分の答えを見つけに行こう。答えは自分で導き出すしかない。

女性の声が裏で聞こえるアップテンポな楽曲「Zero Gravity」

「そう 君と僕が踊れば 世界が始まる」

自分が動き出さないと世界は動かないし、変わらない。

ファンタジックな雰囲気の「シベリアンバード 〜涙の渡り鳥〜」
コーラスが良い味を出している。

ダンスナンバー「Scarlet Shoes」
間奏のエフェクトを活かしたギターが面白い。
菅原さんのボーカルも静と動がしっかりしていて、成長を実感。

イントロが日本的で美しい「コスモス」
前作には「銀世界」という冬の曲があったけど、これは秋の曲。
今までの9mmにはなかったタイプの曲。終始、落ち着いている。

昭和の映画に使われそうなインスト曲「Wild West Mustang」

キャッチーなギターリフが印象的な「Starlight」

「孤独な夜を 照らしておくれ 孤独な星を照らしておくれ」

「光」というのは今作のテーマだと思う。
前作で悩んでいたのが、吹っ切れて光が差してきたということかな。

ありそうでなかったスカナンバー「ハートに火をつけて」
ライブでは既に定番曲となっている。
滝さんのギターが凄いのは相変わらずだが、菅原さんのリズムギターもこの曲では良いなあ。
僕も灰になるくらい、何かに熱中したい。

B’zみたいなギターサウンドが特徴のロックナンバー「Caution!!」
大体胸騒ぎがするときは嫌なことが起きる。
いつも通り上手くいっていると思う時が、一番危ない。

流麗なイントロから一転激しいサウンドという静と動がはっきりした「黒い森の旅人」
PVが作成されたり、ライブでも良く演奏されることから自信作なのだろう。
9mm流美メロメタルナンバーといったところか。

ドラマチックな展開を見せる「The Silence」
ビジュアル系のバンドが好みそうな曲展開。

「俺を連れ戻して いつかまた 君のいる場所へと」

もう自力で帰って来れるでしょ。それぐらいの力はついてるから心配するな。

これまで発売したアルバムの中で最多の13曲を収録。
バラエティに富んだ楽曲となっていて、本当に大きなバンドになったなと思った。
前作はポップな要素が強くなり心配したファンもいたかもしれないが、
今作は従来の9mm節が炸裂しつつ、ポップで聴きやすいというバランスが絶妙。

歌詞にしても、力強い言葉が非常に印象的。
前に進むんだという思いを強く感じる。

唯一無二の存在感を放つ9mm Parabellum Bullet。
精力的にライブをこなしながら、確実に力をつけてきた彼らが、
「9」周年というメモリアルイヤーに世に送り込んだ傑作。

2014年は結成10周年。武道館ライブ、ベストアルバム発売など派手に動く彼らの、
一挙手一投足に目が離せない。

① The Lightning
② Grasshopper
③ Answer And Answer


④ Zero Gravity
⑤ シベリアンバード ~涙の渡り鳥~
⑥ Scarlet Shoes
⑦ コスモス
⑧ Wild West Mustang
⑨ Starlight
⑩ ハートに火をつけて (Album Ver.)

⑪ Caution!!
⑫ 黒い森の旅人

⑬ The Silence

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著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

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特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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