00年代マイベストアルバム50

記事タイトルの通りです。

いきなりですが、2000年代の日本の音楽アルバムの個人的に好きな作品を50枚選んで、ランキングにしてみました。
あくまで「個人的に」です。当時のシーンとかは全く考慮していない、主観に基づいたチョイスになります。

なぜ、この記事を書こうと思ったのかを簡単に説明させてください。


いつの間にか、2010年代の最後の年となる2019年を迎え「2019年が終わる頃には”2010年代のベストアルバム”的な記事書こうかな」とぼんやり考えてたら、ふと頭によぎりました。

「そもそも、00年代のベストアルバム記事書いてないぞ」と。

そんなわけで、00年代を振り返りながら、50枚を選びました。

00年代が私にとってどういう年代かというと、「音楽を聴き始めた」年代になります。
音楽を聴き始めたきっかけは、友人からアメリカのハードロックバンドBON JOVIを教えてもらったことです。2002年頃の話だったかと記憶しています。

巷で流れていたJ-POPになぜか興味を示さなかった私ですが、彼らの音楽はとても魅力的に聞こえました。一言で言うと、彼らの音楽をカッコいいと思ったのです。

それからというものの、いわゆる海外の名盤と呼ばれる作品をお小遣いで買ったり借りたりしながら聴き漁りました。NIRVANA、OASIS、RADIOHEADなどを好きになりました。
そして、2006年頃から日本のロックバンドに興味を持ち、次第に海外の作品よりも国内の作品を多く聴くようになりました。


今回、50枚のアルバムを「1アーティスト1作品」といった縛りを設けず自由に選びましたが、上記のような経緯なので、多くの作品はリアルタイムで聴いたのではなく、後追いで聴いたことになります。

リアルタイムで聴けなかったとはいえ、どれも思い入れのある作品です。

選んだ顔ぶれを改めて見ると、ロキノン系(2019年現在は死語ですかね)ばかりだなと自分でも思いました。
結果的に、00年代邦楽ロックのディスクガイド(かなり偏ってる気はしますが)っぽくなったんじゃないかなと思ってます。

前置きが長くなりましたが、以下の作品が私の選んだ50枚になります。50位から順に。

目次

41位~50位

50.GOING UNDER GROUND「かよわきエナジー」

かよわきエナジーのジャケット写真
2001年発売、メジャーデビューアルバム。

全く着飾ること無く、センチメンタルに疾走するギターロック。心の中にすっと入ってくる等身大で情景が浮かんでくる歌詞が魅力的。

公言はしていないけど、影響を受けたバンドはわりと多いのでは。そう思わせるぐらい、00年代らしい雰囲気がこの作品には漂っています。

49.Sound Schedule「456」


2003年発売、2枚目のフルアルバム。

バンドマスター大石昌良は2019年現在アニメソングの作曲等で大活躍していますが、その才能の片鱗が見える力作。

90年代J-POPの影響を強く感じさせる歌メロは印象に残る。特に「ピーターパン・シンドローム」はかなりの名曲だと思います。

48.BURGER NUDS「symphony」

Symphonyのジャケット写真
2003年発売、1枚目のフルアルバム。

「Syrup16gやART-SCHOOLが好きなら聴いとけ」みたいな風潮があったとか、無かったとか。内省的な歌詞は彼らとの共通点ですが、曲構成はBURGER NUDSの方が凝ってるなと思います。

スリーピースバンドとしての可能性を模索し続けたバンドじゃないでしょうか。いわゆる下北沢系ギターロックを代表する一枚。

47.DOES「SUBTERRANEAN ROMANCE」

SUBTERRANEAN ROMANCEのジャケット写真
2007年発売、2枚目のフルアルバム。

氏原ワタルが用いる日本語詞が描き出す「和」の雰囲気。シンプルで飾り気の無いバンドサウンドが潔い。

バンド初めてのヒット曲「修羅」、春の情景を鮮やかに切り取った「三月」など、彼らの音楽性が凝縮された楽曲が詰まった作品。

46.the pillows「Thank you, my twilight」

Thank you, my twilightのジャケット写真
2002年発売、10枚目のフルアルバム。

00年代だけでも8枚のフルアルバムを発売した彼らだが、その中で一枚選ぶならこの作品。全ての曲が抜群にポップ、所々に足される電子音が良い味を出しています。

表題曲「Thank you, my twilight」におけるイントロのシンセリフは、不思議と耳に残る名リフだと思います。

45.音速ライン「風景描写」

風景描写のジャケット写真
2005年発売、1枚目のフルアルバム。

12曲収録ながら、わずか約35分の収録時間。パンクバンドのようなショートチューンを連発するが、どの曲を聴いてもノスタルジックな感傷に浸ってしまうのが彼らの魅力。

実に日本人らしい感性のロックバンドだと思います。そんな彼らの初期の代表作。

44.THE BACK HORN「人間プログラム」

人間プログラムのジャケット写真
2001年発売、1枚目のフルアルバム。

歌謡曲風のメロディラインに、癖のある歌声。そして、人間の中に潜むドス黒い醜い感情を暴き出す歌詞。良くも悪くもインパクトのあるバンド。

そんな彼らの音楽性はこの1stアルバムにして、完成しているのでは。有無を言わせない凄さを感じてしまいます。

43.つばき「あの日の空に踵を鳴らせ」

あの日の空に踵を鳴らせのジャケット写真
2004年発売、1枚目のフルアルバム。

00年代邦楽ロックの正統派と言ってもいいギターサウンド。そして、一色徳保の達観した歌詞世界は、決して難しい言葉を使っていないのに深読みしたくなります。

個人的な話ですが、収録曲の「雨音」は5月下旬から6月にかけての梅雨の時期に毎年よく聴いています。

42.スピッツ「三日月ロック」

三日月ロックのジャケット写真
2002年発売、10枚目のフルアルバム。

この作品の前に発売された「ハヤブサ」に引き続きロック色の強い作品ですが、日本を代表するプロデューサー亀田誠治が携わったので、今作の方が若干ポップに感じます。

1曲目を飾る「夜を駆ける」は、何故シングルカットされなかったのかと疑問を呈したくなるような名曲。屈強なバンドサウンドなのに、どことない浮遊感が漂う、素晴らしい曲。

41.ACIDMAN「equal」

equalのジャケット写真
2004年発売、3枚目のフルアルバム。

1st「創」、2nd「Loop」で築き上げてきた音楽性が一気に花開いた作品。インストの挿入、ラストのドラマチックな楽曲という、以後の彼らの作品における基礎が出来た作品とも言えます。

ロックバンドの枠組みを飛び越えた、壮大な世界観に圧倒されてしまいますね。

31位~40位

40.RADWIMPS「アルトコロニーの定理」

アルトコロニーの定理
2009年発売、5枚目のフルアルバム。

これまでの作品で、ひたすら狭い範囲内の恋愛を描いてきた彼らですが、今作は自身の死生観などにも表現の幅を広げた意欲作となりました。

特に「おしゃかしゃま」は彼らのルーツの一つであるミクスチャーロックと、野田洋次郎の死生観が混ざり合った、彼らの代表曲となっています。

39.NICO Touches the Walls「Who are you?」

Who are you?のジャケット写真
2008年発売、1枚目のフルアルバム。

彼らはキャリアの中で、かなりJ-POPに寄った時期もあるのですが、デビュー作の今作では泥臭いロックンロールを披露しました。

収録曲「THE BUNGY」のイントロギターリフは、00年代後半を代表するギターリフだと、個人的に思っております。

38.藍坊主「ハナミドリ」


2006年発売、3枚目のフルアルバム。

デビュー当時はいわゆる「青春パンク」と呼ばれる音楽性だった彼らが、佐々木健太の哲学的な歌詞を爽やかなギターロックに乗せるという音楽性に変化を遂げた一枚。

「テールランプ」、「ジムノペディック」といった疾走感がある楽曲に、10代の私は魅了されました。

37.サカナクション「シンシロ」

シンシロのジャケット写真
2009年発売、3枚目のフルアルバム。

スーパーカー「HIGHVISON」、くるり「THE WORLD IS MINE」といった、ロックとエレクトロの融合を目指してきたバンドの正統後継者的存在。初期の代表作。

前述したバンドの作品よりも、ライブでの盛り上がりを意識した楽曲が多いのですが、「ネイティブダンサー」などで魅せるクールなセンスに、その後の活躍を予感させるものがあります。

36.凜として時雨「Inspiration is DEAD」

Inspiration is Deadのジャケット写真
2007年発売、2枚目のフルアルバム。

このアルバムを初めて聴いたときは、訳が分からなかったです。そして、今もよく分かっていません。メタル、オルタナ、ポストロックといった様々なジャンルを強烈な個性をもって料理したという感じでしょうか。

「カオス」という言葉が似合うバンド。「DISCO FLIGHT」のイントロに私はやられました。

35.くるり「TEAM ROCK」

TEAM ROCKのジャケット写真
2001年発売、3枚目のフルアルバム。

「エレクトロニカ」と呼ばれる打ち込みの電子音をロックと融合させようとした、00年代前半における名盤として名高い作品。

個人的には「ワンダーフォーゲル」、「ばらの花」という彼らを代表する二曲が収録されているだけでも、歴史的な価値があるのではと思っております。

34.レミオロメン「ether[エーテル]」

etherのジャケット写真
2005年発売、2枚目のフルアルバム。

今作からMr.Childrenのプロデュースでも知られる小林武史が制作に携わっています。藤巻亮太が描く日常の些細な風景を切り取った歌詞に、小林武史らしいポップなサウンドアレンジが絡まって、上質のポップソング集になりました。

今作までがポップとロックの両面がギリギリのバランスで保たれていたと思います。J-POPの波に飲み込まれる前の彼らが残した代表作。

33.ELLEGARDEN「ELEVEN FIRE CRACKERS」

ELEVEN FIRE CRACKERSのジャケット写真
2006年発売、5枚目のフルアルバム。

彼らのこれまでの作品とは違い、シリアスな雰囲気が漂う。モヤモヤした気持ちを振り払うかのような爆音に、当時の彼らの心境を重ね合わせてしまいます。

この作品を経て活動休止になったわけですが、この作品があったからこそ00年代を代表するロックバンドとして評価されたのではないでしょうか。

32.GRAPEVINE「イデアの水槽」

イデアの水槽のジャケット写真
2003年発売、6枚目のフルアルバム。

彼らのキャリアにおいても、取っつきにくいというか、ジャンルレスな作品に仕上がっています。ハードロック、ブラックミュージック、ファンク、どの曲も刺激に満ちた力作です。

特に1曲目の「豚の皿」にはやられました。「OK COMPUTER」の頃のRADIOHEADを思い出すような曲構成と歪んだギターに痺れます。

31.ストレイテナー「TITLE」

TITLEのジャケット写真
2005年発売、2枚目のフルアルバム。

現在に至るまでの彼らの音楽像が確立された作品だと思います。儚いメロディに、ファンタジックな歌詞の世界観。

収録曲「REMINDER」はファン人気が高い曲ですが、私にとっても「生涯ベストソング」を選ぶなら候補に挙げるほどの名曲です。

21位~30位

30.ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソルファ」

ソルファのジャケット写真
2004年発売、2枚目のフルアルバム。

2016年に再レコーディングされたことでも知られる、彼らの出世作。この作品が青春の一枚という方も多いのではないでしょうか。

00年代邦楽ロックを代表する楽曲「リライト」、ポストロック的なアプローチで魅せた「サイレン」など、現在も愛される楽曲が収録されています。

29.Mr.Children「IT’S A WONDERFUL WORLD」

IT'S A WONDERFUL WORLDのジャケット写真
2002年発売、10枚目のフルアルバム。

個人的な感想ですが、今作から彼らは「ミスチル」という役割を意識的に担うようになったと思います。彼ら自身の造語で言うなら「ポップザウルス」となったのでは。

どこを切り取ってもポップでメロディアスな楽曲群。所々に垣間見える遊び心など、90年代中盤の彼らとはまた違う軽快さが魅力的な一枚です。

28.スピッツ「ハヤブサ」

ハヤブサのジャケット写真
2000年発売、9枚目のフルアルバム。

私の彼らに対する「優等生ポップバンド」というイメージを覆した、疑う事なきロックアルバム。「ロックバンドとして評価して欲しい」という彼らの気持ちを痛いほど感じてしまいます。

ライブで演奏されることの多いリード曲「8823」は、彼らを代表するロックアンセムだと思います。

27.Syrup16g「Mouth to Mouse」


2004年発売、5枚目のフルアルバム。

一曲一曲強い個性を持った楽曲達。彼らにしては珍しい「夢」や「希望」を歌った楽曲も新鮮。

ネガティブな歌詞が注目されがちな彼らですが、この作品を聴くと五十嵐隆のポップセンスがこのバンドの生命線なのではと思います。「My Song」を聴くと、特にそう感じる。

26.くるり「図鑑」

図鑑のジャケット写真
2000年発売、2枚目のフルアルバム。

真偽不明ですが、RADIOHEADのThom Yorkeも絶賛したらしい一枚。1stのフォーキーな雰囲気とは一変して、アイデアに富んだオルタナティブロックが鳴らされています。

彼らには珍しい疾走系ギターロック「青い空」や岸田繁の歌唱が胸に迫る「街」など、力強い楽曲が印象的。

25.フジファブリック「FAB FOX」

FAB FOXのジャケット写真
2005年発売、2枚目のフルアルバム。

セルフタイトルの1stと比べると、バンドサウンドが強靱になり、志村正彦が頭に思い描く楽曲が表現できるようになったのではと思います。

そして、この作品は収録されているシングル曲がどれも魅力的です。「銀河」、「虹」、「茜色の夕日」、どの曲も彼らの様々な魅力が味わえる曲に仕上がってます。

24.andymori「andymori」

andymoriのジャケット写真
2009年発売、1枚目のフルアルバム。

5年ほど遅れて日本にやって来た「ロックンロールリバイバル」の波というべきか、突然変異というべきかは分からないのですが、とにかく衝撃の1stフルアルバム。

矢継ぎ早に繰り出されるシニカルな歌詞と、暴れ回るドラムの上で鳴り響くペラペラのギターサウンド。間違いなくロックンロールでした。

23.チャットモンチー「告白」

告白のジャケット写真
2009年発売、3枚目のフルアルバム。

1stの衝動、2ndのポップネス、その両方を併せ持つ、彼女達の最高傑作という声も多い一枚。

ロックバンドとしての成熟が感じられる作品となっていて、疾走感のある曲も中盤のゆったりとした楽曲も、非常にレベルが高い曲となっています。

22.LUNKHEAD「月と手のひら」

月と手のひらのジャケット写真
2005年発売、2枚目のフルアルバム。

00年代ギターロック(下北系)の空気感が凄く出ているアルバムだと思います。ナイーブな歌詞世界と疾走感ある楽曲。

どの楽曲も心に痛いほど迫ってくる。特に収録曲「体温」は彼らのキャリアの中でも珠玉の出来だと、個人的に思っております。

21.9mm Parabellum Bullet「Termination」

terminatonのジャケット写真
2007年発売、1枚目のフルアルバム。

メタル・ハードコアに影響を受けたバンドサウンドに歌謡曲風のメロディ、捕らえどころがない歌詞。1stにして彼らの特徴が溢れ出た作品。

ダンサンブルな「Discommunication」、静と動がはっきりした「The World」など、現在もライブで演奏されることが多い曲が収録されています。

11位~20位

20.UNISON SQUARE GARDEN「UNISON SQUARE GARDEN」


2009年発売、1枚目のフルアルバム。

今作付属のステッカーに「ロックバンドは楽しい」という一文があったのですが、今作を聴いているとその通りだなと思います。

ハイトーンボイスにキャッチーなメロディという彼らの現在に至るまでの武器は、1stから存分に発揮されております。完成度の高いデビューアルバム。

19.NUMBER GIRL「SAPPUKEI」

SAPPUKEIのジャケット写真
2000年発売、3枚目のフルアルバム。

Weezer「Pinkerton」などを手がけたプロデューサーDave Fridmannを迎えて作られた、日本におけるオルタナティブロックの金字塔とも呼べる作品。

唯一無二の冷え切ったギターサウンドと向井秀徳が描く「冷凍都市」に対する目線が作り出す世界観。結果的に、数々のフォロワーを生むことになったのが今となってはよく分かります。

18.RADWIMPS「RADWIMPS4〜おかずのごはん〜」

RADWIMPS4のジャケット写真
ナンバリングタイトルとしては最後の一枚。彼らが今までやってきたことの集大成的な作品だと思います。

良くも悪くも印象に残る周りが見えてない感じの恋愛歌詞に、バンドとしてのレベルの高さを感じさせる一筋縄ではいかない曲構成。彼らの代表曲の一つ「有心論」がその象徴ではないでしょうか。

17.Syrup16g「HELL-SEE」


2003年発売、4枚目のフルアルバム。

15曲1500円という、当時では破格の値段設定でリリースされた問題作。安っぽい音作りが、むしろこの作品の異質さを際立たせています。

タイトル「HELL-SEE」のダブルミーニングを象徴するかのように、曲が進むにつれてどんどん不健康になっていく様は、どうも私には他人事には思えません。毒にも薬にもなる音楽。

16.Base Ball Bear「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」


2009年発売、メジャー3枚目のフルアルバム。

OASISの大名盤「(What’s the Story)Morning Glory?」をもじったタイトルとジャケット写真は、彼らが名盤と呼ばれる作品を世に出そうとしていたことが分かります。

どの曲も耳なじみのいいポップロックですが、ボーカル小出祐介の苦悩を歌詞に垣間見えたのに惹かれてしまいました。

15.ASIAN KUNG-FU GENERATION「ファンクラブ」

ファンクラブのジャケット写真
2006年発売、3枚目のフルアルバム。

ヒットを記録した「ソルファ」からは一転、歌詞は内省的で、盛り上がりを拒否したような構成の楽曲が並んでいる。

この作品で得た演奏技術や歌詞の着眼点の広がりが今後の作品に活かされていった、という面においても彼らのキャリアの中で無視できない作品の一つだと思います。

14.BUMP OF CHICKEN「ユグドラシル」


2004年発売、4枚目のフルアルバム。

インディーズの頃の荒々しい魅力は後退しつつも、藤原基央の高いソングライティング能力が冴え渡り、一曲一曲どれもがすっと耳に入ってくる曲となっています。

ゆったりとテンポを落とした楽曲が増えた中で、荒々しさが残る「オンリー ロンリー グローリー」や「乗車権」はアルバムの中で印象的ですが、ハイライトは「ロストマン」ですかね。名曲然とした楽曲です。

13.ART-SCHOOL「LOVE/HATE」

LOVE/HATEのジャケット写真
2003年発売、2枚目のフルアルバム。

掻き鳴らされるディストーションギターの凶暴さ。木下理樹が描く刹那的な歌詞と相まって、何とも美しい音楽になってしまうというミラクル。

このときの彼らにしか出せない音が鳴っている。日本のオルタナ・グランジ作品として後世に語り継がれるべきだと思います。

12.LOST IN TIME「きのうのこと」


2004年発売、2枚目のフルアルバム。

ボーカル海北大輔の少し掠れた歌声と、ギタリスト榎本清貴のエモーショナルなギターフレーズで紡がれる「喪失」の物語。心に直接訴えかけるロックアルバムです。

特に、収録曲「列車」が訴えかけてくるモノは人によっては戸惑うかもしれません。ですが、聴く人の心を必ず動かすことが出来る大名曲だと、私は信じて疑いません。

11.Syrup16g「COPY」

COPYのジャケット写真
2001年発売、1枚目のフルアルバム。

「COPY」なんて自虐的なタイトルを付けてますが、とんでもないオリジナリティの作品。空白が目立つバンドサウンドに、ただただ紡がれる「人生を諦めました」みたいな歌詞。

彼らの代表曲の一つ「生活」や途方もない暗さの「負け犬」など、一度聴いてしまうと抜け出せない沼に嵌まってしまう危険性がある曲となっています。

1位~10位

10.BUMP OF CHICKEN「jupiter」

jupiterのジャケット写真
2002年発売、3枚目のフルアルバム。

メジャーデビュー作品ということで、バンドサウンドが洗練されました。特に所々で聴ける、エレキギターのフィードバックノイズが印象的。

収録された10曲全てがレベルの高い楽曲ですが、やはり「天体観測」ですかね。ジャンルの枠を飛び越えて00年代を代表するアンセムとなりました。

9.チャットモンチー「耳鳴り」

耳鳴りのジャケット写真
2006年発売、1枚目のフルアルバム。

可愛らしい歌声と、オルタナティブロック直系の歪んだギターとのギャップに驚きました。いわゆる「初期衝動」を感じます。

エモーショナル爆発の「ハナノユメ」や、ストレートな失恋ソング「恋愛スピリッツ」など、着飾らない彼女達の魅力が溢れた一枚です。

8.ASIAN KUNG-FU GENERATION「ワールド ワールド ワールド」

ワールド ワールド ワールドのジャケット写真
2008年発売、4枚目のフルアルバム。

ロックバンドとして、世界とどう対峙するのか。そんな挑戦に挑んだアルバムだと思います。細かいことを抜きにしても、収録曲全てが彼ららしいロックソングに仕上がりました。

ラストの「新しい世界」で歌われるロックの衝動は、今作を通して聴いてこそ訴えかけてくるモノがあると思います。彼らの最高傑作と言っても良いのではないでしょうか。

7.フジファブリック「フジファブリック」


2004年発売、1枚目のフルアルバム。

若干音程の怪しいボーカルと、時に見せる変態性が重なって生まれる不思議な魅力。そして、美しい日本語詞が醸し出すノスタルジー。

唯一無二のバンド、真似しようと思っても真似できない。そんな彼らの音楽性が詰まりに詰まった名盤だと思います。

6.ART-SCHOOL「Requiem For Innocence」

requiem for innocenceのジャケット写真
2002年発売、1枚目のフルアルバム。

ブレーキが壊れたように疾走し続ける約40分間。12曲全てが3分程度の優秀なポップソングに仕上がっています。

どの曲も似たような曲調で、似たような歌詞。しかも、ボーカルはお世辞にも上手いとは言えない。しかし、とんでもなく魅力的。バンドマジックとしか言いようがないですね。

5.LUNKHEAD「地図」


2004年発売、1枚目のフルアルバム。

NUMBER GIRLの影響を感じられるギターサウンドに、小高芳太朗が歌いあげる「自分の弱さ」とそれに立ち向かう意思。10代の頃の私は彼の歌詞が胸に刺さって抜けませんでした。

「白い声」で歌われる孤独との対峙や、「前進/僕/戦場へ」の一歩を踏み出す勇気など、曲のメッセージに勇気づけられる一枚。

4.Base Ball Bear「C」

Cのジャケット写真
2006年発売、メジャーデビューフルアルバム。

自分が経験しなかった「青春」というやつを追体験させてくれるような作品。どの曲も分かりやすくポップで爽やかに仕上がっている。

特に「ELECTRIC SUMMER」は、10年代中盤にフェスシーンに訪れる「高速四つ打ちロックブーム」の先駆けになった一曲ではないでしょうか。

3.BUMP OF CHICKEN「THE LIVING DEAD」


2000年発売、2枚目のフルアルバム。

楽曲の全てがストーリー仕立てになっていて、それぞれに心揺さぶられるメッセージが込められている。この作品を聴いて「こういうタイプの歌詞もアリなんだ」と10代私は新たな発見をしました。

「グングニル」、「K」など、荒々しくも疾走する楽曲は、この頃の彼らにしか出せなかった熱量が存在していると思います。

2.Syrup16g「coup d’Etat」


2002年発売、2枚目のフルアルバム。

彼らのキャリアの中で最も攻撃的な作品。サウンドの力強さと対照的に、ボーカル五十嵐隆の歌っている内容はあまりにも弱々しい。

ファッション感覚の「絶望」だとか「鬱」ではなく、圧倒的なリアルさ。聴く人を選ぶことは間違いないでしょうが、00年代を代表する名盤だと思います。

1.ASIAN KUNG-FU GENERATION「君繋ファイブエム」

君繋ファイブエム
2003年発売、1枚目のフルアルバム。

私が国内のロックバンドを聴き始めるきっかけの一枚であり、エレキギター(レスポールタイプ)を買うことを決意した作品でもあります。

12曲約50分間にわたって、焦燥感溢れるサウンドが鳴り響く。初期の作品ということで粗さはありますが、それさえも魅力に感じるほど、衝動に溢れた名盤です。

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