特集記事

【コラム】ライブでの客に対する煽りについて考えてみた

投稿日:2017年5月22日 更新日:

ライブに行くと、ボーカルの人が盛り上げるために色々と叫ぶじゃないですか。
あれって、かなりテンプレート化されてると思うんですよ。
これ言っとけば盛り上がるでしょみたいな感じが出てて、違和感を常に感じるのです。

スポンサーリンク

パターン①「○○いけるのか!」とか、「○○来いよ!」

○○にはライブをしている地名が入ります。

この場合の「いく」ってどういう意味で使ってるんですかね?
国語辞典引いて調べてみましたが、うまく説明できる意味がなかったんですよね。
強いて言えば「ものごとがはかどる」ですかね。

結局、「盛り上がれるのか!」っていうことで自分は理解しました。
あんたらが良いライブしたら勝手に盛り上がりますので、頑張ってくださいといつも思います。

パターン②「○○準備できてますか?」

○○にはライブを行っている地名や「おまえら」などの名詞、「踊る」といった動詞が入ります。

えーっと、ライブ見に来てる時点でめちゃくちゃ準備してるんですよ。
お金支払って、チケット発券して、早起きして。なんなら体調のピークをライブの日に合わせてきてるからね。

最近よく聞く、「踊る準備出来てますか!」ってなんだよ。

踊る準備ってなんだ?
ディッキーズのハーフパンツとアンダーアーマー履けってことですか。

パターン③「○○こんなもんじゃないだろ!」

ちょっと何言ってるか分からない。
おまえらがそんなもんだから、こんなもんになるんじゃねえの。

パターン④「おまえらの本気見せてみろ!」

その言葉、そっくりそのまま返すよ。

パターン⑤「後ろの方まで全員見えてるからな!」

嘘。マサイ族なら説得力ある。

盛り上がりっていうのは強制させて起こすものじゃないと思うんですよ。

パフォーマンスにどうしようもなく感動して、自分でも抑えきれなくなったときに歓声とかあげれば良いんです。

「盛り上がっている風」に見せるのは簡単です。上記で挙げたフレーズを言えば、客は反応するから。

けどさ、それは「曲が良かった」から、「パフォーマンスの出来が良かった」から盛り上がったのか。
それとも、煽り文句で盛り上げた結果、客も周りの同調圧力に屈して盛り上がっているように見えたのか。
そこを判断できないとダメだと思うんです。

自分が観てきたバンドの中にも煽りをしないバンドがいます。
例えば、UNISON SQUARE GARDEN。彼らはインタビューで「煽りをしないように気をつけている」と言ってました。
煽りに対して萎えちゃう人もいることを理解しながら、客を「放任する」そうです。

他には自分が最近行った、[Alexandros]のライブでもボーカルの川上洋平さんはMCで、
「[Alexandros]のライブは自由に楽しんでください、暴れたい人や大人しく観たい人自由です」
といった趣旨のことを言ってました。

彼らも煽りは少なからずするのですが、根底は自分たちは最高のライブをするだけ、観客がどう反応するかは放任する。
というスタンスなのでしょう。

アーティスト側が煽ったとしても、別にみんなに合わせて手を挙げる必要はないです。
手拍子する必要もないです。歓声を上げる必要もないです。

ライブハウスやフェス会場がもっと自由な空間になってくれればいいなと思ってます。

スポンサーリンク

レクタングル大

レクタングル大

-特集記事
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

私的元気が出る超(ウルトラ)ソング10選

先日、とある大型音楽番組で「元気が出る超(ウルトラ)ソングベスト100」という特集が放送されていました。 私はその放送を観ていたのですが、「この曲は確かに元気出るな!」という曲もあれば、「うーん?」み …

【ロッキン2017】「○○がGRASS STAGEはおかしいだろ」という意見を見かけたので、とあるデータを調べてみた

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017のタイムテーブルが発表された。 反応を見てみると、色んな意見が飛びかっている。 「あのバンドがメインじゃないのはおかしい」とか、「アイドルがメイン …

岡崎体育「どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわい」ということで、動物がタイトルの曲を大集合させてみた。

岡崎体育の2ndアルバム「XXL」収録の「感情のピクセル」という曲。 ラウドロックシーンをパロディしたメロディ、PV。 そして、サビの意外性をもったインパクトが話題になった楽曲。 「どうぶつさんたちだ …

2014年現在 ギターロック界隈で流行っている「四つ打ち」について書いてみました。

最近、四つ打ちの曲ばかり聴いている気がします。 聴きすぎて、エイトビートがどんなリズムなのか忘れそうになるほどです。 四つ打ちが若手ギターロックバンドで多用され始めたのはここ数年の傾向だと思います。 …

邦ロック好きが選ぶ、ギターソロがかっこいい20曲

「ギターソロはギタリストが唯一、主役になれる瞬間である」 商業音楽において重要なのは、歌である。あくまで、演奏は歌を引き立たすためのもの。 だから、バンドにおける主役はボーカルである。これは今も昔も変 …

プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

カテゴリー