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ヤバイTシャツ屋さん「We love Tank-top」

投稿日:2016年11月13日 更新日:


ヤバイTシャツ屋さん「We love Tank-top」(2016)

~ウィーアーメロコアバンド~

大阪出身の男女混合3ピースバンドのメジャーデビュー作。
関西出身ということで第二のキュウソネコカミなんて、言われてるようだがそんなに似てない。

1. We love Tank-top

とりあえずミュージカルが始まります。デ○ズ二―です。
そもそも、Tシャツ屋さんなのにタンクトップの曲って何?
そんな疑問が浮かんだ時点で彼らの思う壺。

2.Tank-top of the world

タンクトップを着るために、ラ○ザップに通って体を鍛える男の歌。
特に共感を得るものはないが、「着てる人見かけない」のくだりは確かにと。
Aメロのリズム感を聴くと、メロコアバンドだなと。ライブでツーステを踏む人が想像できる。

3.あつまれ!パーティーピーポー

この曲には元ネタがある。LMFAOの「Shots」という曲である。

広い意味でいうとレーベルメイトということで、ちゃんと許可を取って収録したらしい。
この曲を聴いて思ったのは、ヤバTの人達はパリピではないと。パリピを遠目で見てる人達かなと。
世間的に見たパリピのイメージを歌ったにすぎない。おそらく、本物のパリピはヤバTを聴かないだろう。
彼らの現時点での代表曲。

4. 無線LANばり便利

通信制限がかかることで、Wi-Fiの便利さを実感する男の曲。
普通なら「ハイ! ハイ!」となる所を「Wi-Fi! Wi-Fi!」としてるのはしっかり狙ってきてるなと。
この曲も曲調自体はメロコアバンドが良く使う曲調。

5.DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ

このアルバム随一の美メロナンバー。随所に入るギターが切ない。
メロディの美しさとは反対に歌っているのは、特に中身はないが、確かにDQNのあれの使用率は高い気がする。
ふざけた歌詞に美しいメロディ、こういうギャップは彼らの特徴の一つかと。

6. 週10ですき家

微妙にオシャレな感じを出してきた、シティポップ的な感じ。
歌っている内容は、一人暮らしの男がすき○に通いまくる曲。
メロディがキレイだからか、凄く切ない曲に聞こえる。哀愁漂ってる。

7. ZIKKA

メタル風のギターリフが刻まれるハードロック曲。前二曲とは違う雰囲気。
実家暮らしをディスる曲だが、アルバイトもしてないというのは確かに良くない。
24歳ということは大学を卒業してるだろうし、二ートか・・・。

8. 喜志駅周辺なんもない

彼らお得意の大阪の大学生あるあるソングパート1。
自分は大阪出身じゃないので、喜志駅の立ち位置がいまいち分からないが、なんとなく理解ができる。
コール&レスポンスを曲中に入れるあたりが、ライブを意識しているバンドだなと。

9. ウェイウェイ大学生

大学生あるあるを歌った曲。

「鳥貴族でサワ―で乾杯したあと スポッチャでオールナイト」

確かにステレオタイプ的な大学生だ。
彼らの歌詞はあまり深くまで突き刺さない、「あー、いるよねそういう人」レベルで抑えている。そのバランス感覚が上手い。

10. 天王寺に住んでる女の子

大阪の大学生あるあるソングパート2。
大阪の大学生に聞きたいんだけど、これはあるあるなのか。
間奏のセリフ部分が寒かったりするのは否めないが、ライブだとこの部分はアレンジ効きそう。

11. L・O・V・E タオル

この曲だけ作詞・作曲が、ボーカルのこやまたくやではなく、ベースのしばたありぼぼ作となっている。
どんだけタオル好きだよと、突っ込みたくなる。「タオルソムリエ」になりたいとか、わりと狂ってる。
ライブでは、サビの部分で観客がタオルを振り回すのが想像できる。これはライブあるある。

12. 流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い

これはいまのバンドシーンに対する皮肉かと思いきや、わりと本気で憧れてる感じもする曲。

「出来る範囲で行けるとこまで行こうぜ」

このフレーズ彼ららしいな。
自分達でもメジャーデビューするなんて思っていなかったようだし、実力は自分達で把握してるんだろうな。

13. ネコ飼いたい

彼らが初めて作った曲。歌詞は基本「ネコ飼いたい」を繰り返すだけ。
メロコア風のサウンドに乗せたり、急にメロディアスになったりして、リスナーを飽きさせない。
なお、ボーカルのこやまたくやは猫アレルギーである。

関西出身という共通点と、歌詞が一見影響受けてそうな感じもすることで、キュウソネコカミと比較されがちな彼ら。
ただサウンド的な面でも、歌詞的な面でも違いがある。

サウンド面だとキュウソネコカミはキーボードの存在もあり、トリッキーな楽曲が特徴。間奏での転調も良く使う。
一方でヤバTはメロコアやポップパンクに影響をうけたであろう、ストレートなギターサウンドが特徴。

また、歌詞面だとキュウソネコカミは特定の誰かをイメージして作っているような印象がある。(最近は少し変わっている気も)
一方で、ヤバTは少し引いた目線から「広く浅く」歌っているイメージ。あまりキツイことは言わないのが受け入れられてるのかも。

この手のタイプのバンドは出オチになってしまう印象がある。
最初は目新しさでチヤホヤされるが、段々と慣れていくとハードルが上がっていつしか話題にあがらなくなっていく。
このバンドはその可能性はありそうだが、ボーカルのこやまたくやは結構策士だと思うので次の一手に注目している。

いずれにしても、このアルバムはどの曲もキャッチーで耳に残るし、曲調も様々で引き出しの多さを感じた。
このバンドが5年後どうなっているのか、今から楽しみである。

1. We love Tank-top
2. Tank-top of the world


3. あつまれ!パーティーピーポー

4. 無線LANばり便利

5. DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ
6. 週10ですき家
7. ZIKKA
8. 喜志駅周辺なんもない

9. ウェイウェイ大学生

10. 天王寺に住んでる女の子
11. L・O・V・E タオル
12. 流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い
13. ネコ飼いたい

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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