ストレイテナー

ストレイテナー「TITLE」

投稿日:2014年10月13日 更新日:


ストレイテナー「TITLE」(2005)

~儚さと、疾走感と~

2003年メジャーデビューの4人組バンド ストレイテナーの2ndフルアルバム。(当時は3人で活動)
「ストレイテナーってどんなバンド?」と聞かれたら、このアルバムを黙って差し出す。
それぐらい、ストレイテナーらしい楽曲が詰まった作品。
この作品を聴けば、「儚さを同居して疾走する」という彼らの魅力に出会えるに違いない。

緩急をつけたサウンドと憂いを帯びたボーカルが切ない「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」
僕が考える「ストレイテナー像」はまさにこの曲。

「題名のない映画の最後に掛かるレコード 埃まみれの部屋を微かに照らす音像」

空虚な響きのする言葉の数々。サウンドにピッタリの歌詞。

勢いのあるキャッチーなサビが耳に残る「PLAY THE STAR GUITAR」
要所に入るクリーンなギターストロークが儚い雰囲気を作り上げている。

力強いベースラインが印象的な英語詞ナンバー「泳ぐ鳥」
曲名はボーカルのホリエさんの好きなアニメ「カウボーイ・ビバップ」の影響。

切ない美メロが鳴り響くシングル曲「TENDER」
無駄のないシンプルな構成が、メロディの良さを際立たせる。

「果て知らず雨は降り続いて 止まった時間は動き出した そこにまた悲しみが戻った」

虚しさを感じる景色を切り取るのが本当に上手い。

疾走感全開のサビが特徴的な「REBIRTH」

「過去から未来へ無限に繋がるメロディ」

良い音楽は時代を超え、受け継がれていく。そうして、また新たな音楽が生まれていく。

物憂げな感じがするクリーンなギターストロークが鳴る「STILLNESS IN TIME」
落ち着いたAメロと力強いサビの対比で聴かせる。

これまでの曲に比べると、テンポを落とした美メロナンバー「AGAINST THE WALL」
憂いを帯びたボーカルとマッチした切ない曲調。このアルバムで一番好きかも。
個人的な感想としては、歌詞の内容が「進撃の巨人」の世界観に合いそう。

クリーントーンのギターフレーズが物寂しいミドルチューン「LOVE RECORD」
間奏のリズム変化が面白い楽曲。

「流した涙の意味を忘れたとき針を下すよ」

音楽は聴いていた時の感情を鮮やかに思い出させてくれる。感情は音楽にしまっておこう。

ファンの間でも人気の高い名曲「REMINDER」
フックのあるメロディと儚さが同居した疾走感が特徴の彼ららしい楽曲。

「そこから何かが変わっていくだろう 壊れた形や消え失せた色」

音楽を聴いて何かが始まる感覚を描いた初期衝動あふれる歌詞。

肩の力が抜けたフォーキーなアプローチの「AMAZING STORIES」
このアルバムの楽曲の流れで聴くと、凄く明るい曲に聞こえるから不思議。

アコースティックな雰囲気が印象的なポップナンバー「EVERGREEN」
イントロ~Aメロで使用されるアルペジオが綺麗。
UKロックの影響を感じる親しみやすいメロディ。

ライブで大人気のギターリフが格好いい「KILLER TUNE」
シングルVer.から大きくアレンジが施されて、収録されている。
このアルバムの雰囲気だと浮いているので、ボーナストラック的な扱いか。

ほぼ全ての楽曲が疾走感あふれる曲。似たような曲が多いと感じてしまうかもしれないが、
当時は若手だったこともあり、得意分野で勝負して、世間に自分達の事を知ってもらおうとした結果だと思う。
現在でも、このアルバムを最高傑作と言う人が多いのが頷けるほど、彼ららしい楽曲ばかり。
ストレイテナーを初めて聴くという人にはオススメのアルバム。

個人的な感想としては、中盤の楽曲が弱い印象。
このアルバムには、彼らの中でも好きな楽曲が多いんだけど、通して聴くことは少なくなったかな。
ただ、「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」「AGAINST THE WALL」「REMINDER」は何度聞いてもいいね。

2014年10月には8枚目のフルアルバムが発売されるとのこと。
僕としては、7枚目の「STRAIGHTENER」がピンとこなかったので、最新作には期待している。
彼ららしい、美しいメロディと憂いを伴う疾走感ある楽曲が入っていることを願ってます。

① SAD AND BEAUTIFUL WORLD


② PLAY THE STAR GUITAR
③ 泳ぐ鳥
④ TENDER (TITLE Version)

⑤ REBIRTH
⑥ STILLNESS IN TIME
⑦ AGAINST THE WALL

⑧ LOVE RECORD
⑨ REMINDER

⑩ AMAZING STORIES
⑪ EVERGREEN
⑫ KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]

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プロフィール

著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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