グッドモーニングアメリカ

グッドモーニングアメリカ「未来へのスパイラル」

投稿日:2014年6月27日 更新日:


グッドモーニングアメリカ「未来へのスパイラル」 (2013)

~苦悩の末に掴み取った、未来~

2013年メジャーデビューの4人組バンド グッドモーニングアメリカ のメジャーデビューフルアルバム。
前身となるバンドは2001年に結成しており、実は、メンバー全員30代だという。
しかし、サウンドは他の若手バンドにも負けない勢い。熱いメッセージ。
ただ、物足りなさも感じてしまう作品。こんなもんじゃないでしょ。

力強いメッセージソング「ファイティングポーズ」

「描いていた夢が リアルな僕になるため」

実際、メジャーデビューという夢を叶えたグッドモーニングアメリカが歌うと説得力が増す。
諦めずに戦い続けることは大切。

「Yeah Yeah」と繰り返すサビがキャッチーな「キャッチアンドリリース」

「最近じゃ 空見上げるより 手の中のディスプレイばっか見て」

スマホ依存を皮肉ったような歌詞。
自分も気をつけないとな。自分がスマホを操ってんのか、スマホに操られてんのか分かんなくなるこの頃。

急ぎ足のドラムが少し気になる「タイムスリップしたみたいに」
みんな、何かしらと戦っているんだよ。だから、明日も頑張ろうという曲。

出足から「wow woh」というフレーズが頭に残る「未来へのスパイラル」

「またテレビでは昨日起きた 殺人事件が流れている 全部朝飯と流し込んで 占い待つ」

毎日、毎日、同じような悲しいニュースが流れてる。
なんで、幸せなニュースをもっと取り上げないんだろうとは思うんだけど、それがジャーナリズムってやつですか。

人生をRPGに例えた「ロールプレイングゲーム」
人生の攻略本なんて、僕も要らない。
そんなもん、みんな使ったら、みんな同じような人生になる。そんなのつまらない。

攻撃的なサウンドの「突破していこう」 前向きな歌詞もサウンドに合っている。
2番Aメロのリズムの変化が面白い。

クリーンなギターフレーズが印象的な「風で高く舞い上がれる程」
この曲もサビのドラムのドタバタ感が凄く気になる。
前身のバンドは英語詞のパンク色の強い楽曲をやっていた影響があるのかな。

ストレートなラブソング「たった6文字じゃ」
「愛している」の一言では足りないと歌うのが、グッドモーニングアメリカ。
「愛してる」の響きだけで強くなれるのが、スピッツ。

ピコピコしたギターフレーズが癖になる「あなたに逢えて」

「当たり前のフレーズも あなたが囁けば この恋の魔法で 愛しくなる」

なんとも、ストレートな歌詞。
金廣さんが書くラブソングは王道の歌詞。これを良しとするか、捻りがないと取るか。

サビがとてもキャッチーで、一度聴いたら離れない「バンバンガンガン」
勢い任せの楽曲のように聴こえるけど、歌っていることは結構重い内容。
映画やドラマに感じるリアリティの無さを歌う。

続いても、勢いのあるサウンドとは反対の苦悩を感じる歌詞が特徴の「下らない毎日が」

「明日も屍のように生きるのか」

頭では分かっているけど、下らない毎日から抜け出すには、勇気がいる。
しかし、屍のように生きるのがこれからも続くなら、早く一歩を踏み出さないと。人生は短い。

別れをテーマにした、切ない歌詞が涙線に響く「餞の詩」
本当に大切な人だったら、別れても、幸せに過ごしてほしいと思うのが真の愛なんだろう。
アルバムのラストにふさわしい、クライマックス感のあるバラード曲。

前半は凄く力強いメッセージと、勢いのある演奏を聴かせる。
しかし、終盤には重めの歌詞を歌うなど、グッドモーニングアメリカが持つ二面性を感じることができた。
曲作りの特徴としては、「yeah」とか「wow」というフレーズを上手く使い、キャッチーな楽曲に仕上げている。

一方で、似たような楽曲が多いなという印象も受けた。
下積みが長かったというのも、引き出しの少なさにも要因があるのだろうか。まだ、隠しているだけだと信じたい。
グッドモーニングアメリカがどういうバンドかというのは、良く分かるアルバム。
これから、どういう楽曲を作ってくれるのだろうか。新たな一面も見たい。

最後に一言、
たなしんさん、見た目とは違い、ベースプレイが地味すぎるよ。

① ファイティングポーズ
② キャッチアンドリリース


③ タイムスリップしたみたいに
④ 未来へのスパイラル

⑤ ロールプレイングゲーム
⑥ 突破していこう
⑦ 風で高く舞い上がれる程
⑧ たった6文字じゃ
⑨ あなたに逢えて
⑩ バンバンガンガン
⑪ 下らない毎日が
⑫ 餞の詩

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著者:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。

邦楽アルバムの感想とコラム記事を中心に書き殴っていきます。
特にロキノン系といわれるジャンルを好んで聴く。

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